バスに多い故障は?原因と対策、点検整備のススメ!点検整備でバスの故障を防ごう!

日本の法律に、道路運送車両法があります。

道路運送車両法には車両の安全な運行と公害防止のための整備に努めるよう定められており、全ての利用者の便を図るようにとも定められています。

バスもこの車両に含められています。

そして、定期点検、日常点検の実施も義務付けられています。

不特定多数の乗客を運ぶバスには安全は当然に求められることです。

今回の『豆知識』ではバスの安全走行のための故障の原因と対策、そのための点検整備をご紹介します。

 

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バスに多い故障とその原因

 

・ドアの不具合

昭和の時代、バスにも車掌が乗っていました。

そして、ドアの開け閉めを車掌が手動で行っていた時期がありました。

時代の流れとともにバスは運転手一人の「ワンマンカー」になり、車掌はいなくなりドアは自動になりました。

この自動ドアが不具合を起こす原因は、エア不足やセンサーの誤作動が考えられます。

バスのドアにはセンサーがついており、乗降客の動きを感知して開け閉めしています。

人や荷物がセンサーの近くにあったり、センサーが汚れていたりすると、ドアが誤作動を起こすことがあります。

 

・水温警告灯の異常

エンジンの高熱を下げるラジエターの水温以上を示すのが水温警告灯です。

この水温警告灯が赤く灯り、水温計の表示がHに近い場合にはラジエター内の冷却水の不足や漏れなどを疑わなければなりません。

冷却水の漏れや不足による異常発熱は、エンジンに大きなダメージを与えるばかりか放っておけばオーバーヒートしてバスが完全に動かなくなってしまいます。

早急に対処する必要があります。

 

・冷暖房が利かない

大型車両であり多くの乗客を乗せるバスです。

乗客の快適さを保つためには高出力のエアコンが当然設置されています。

しかしながらバスの中でも路線バスはいくつものバス停に止まって乗降客の出入りがあり、ドアの開閉が頻繁にあります。

そのためエアコンにかかる負荷は大きく故障が起きやすいのです。

冷房が利かないときはエアコンガスの漏れや不足が原因の可能性が高く、暖房が利かないときは、冷却水の不足やサーモスタットの故障が疑われます。

 

・運賃箱が反応しない

運転手一人で運行させる路線バスでの運賃箱の故障はバスの機能を遮ってしまう致命的な故障とも言えるかも知れません。

多くは両替機のセンサーが働いていないことが原因で、最近はICカードの読み取りエラーも多いです。

日常の清掃・整備や点検業務を行い故障を未然に防ぐことが非常に大切です。

 

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バスが故障したときの対処法

 

・ドアが開閉しないときの対処法

日常の清掃、点検業務の怠りが故障の原因の場合もありますので、センサーを拭いてみる。

センサーの前に人や物がないか確認する。

万が一、エア漏れが原因の場合は、バスのエンジンを切って完全に停車させて運転手が手動で開閉しなければなりません。

そして運行が終わってから修理に出さなければなりません。

 

・水温警告灯が異常を示したときの対処法

水温警告灯や水温計が異常な表示をしたときは、オーバーヒートが原因に疑われます。

安全な場所でアイドリングし、消灯するのを待ってください。

ラジエターは高温になりますので冷却水は自然に蒸発します。

日常点検で確認してこまめに確認して少ない場合は補充する必要があります。

消耗が激しい場合は故障により漏れている可能性が高いので、修理に出さなければなりません。

 

・冷暖房が利かない場合の対処法

冷房が利かない場合は、サイトグラスを確認し、エアコンガスが少ないようなら補充しなければなりません。

暖房が利かない場合は、冷却水を補充したり、サーモスタット(冷却水の水温を調整する部品)を交換するなどの修理が必要になります。

 

・運賃箱が反応しないときの対処法

両替機能が停止する故障が発生した時は、運転手が用意した小銭で両替や釣銭を渡したり、次回の乗車時に支払ってもらったりと、社内の規定に沿って対処するしかありません。

ICカードの読み取りエラーは、機械をリセットして解消する場合もありますのでまずは一度リセットをしてみるのが一般的です。

 

バスの故障は点検整備で防ごう!

 

<定期点検>

国土交通省による道路運送車両法第48条に基づき、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月ごとに受けなければならなりません。

点検項目が多く大掛かりなので、整備工場に依頼することが多いのがこの定期点検です。

ハンドル周りやブレーキ周り、タイヤと走行チェック、エンジンルーム、ライト類などをチェックが義務付けられています。

このように年間を通じて回数の多い定期点検を行うのはバスが人の命を預かり運行する車両ですから当然と言えるかも知れません。

 

<日常点検>

毎日行うのが日常点検です。

基本的には運行開始前に行いますが、なかには運行後も行うバス会社もあります。

道路運送車両法では目視点検をするよう義務づけられています。

点検表のフォーマットは自由ですが、1台ごとに作成する必要があるので、テンプレートを用意しておくと便利です。

点検表は1年間保管しなければなりません。

 

<車検>

この車検も道路運送車両法に規定されています。

バスの車検有効期間は1年間と決められています。

定期点検と同じく、自社の整備工場もしくは専門の整備業者に依頼して行います。

 

・バスの故障を防ぐためにも点検整備は重要!

<日常点検を怠ったときのリスク>

バスの日常点検は道路運送車両法47条で定められています。

6回までの未実施なら警告、それ以上怠ると法律違反となり、バスの台数に応じて3~10日前後の営業停止命令が出ます。

人の命を預かるバス会社として日常点検の未実施は、利用者からの信用も落としかねない大きなリスクともなります。

 

<定期点検をしなかった場合の罰則>

定期点検の未実施に対する罰則は、日常点検の場合よりもさらに厳しくなります。

バス1台あたり、1回の未実施で警告、2回めで5日間、3回め以降は最大20日間の営業停止命令が出されます。

すべてのバスの定期点検を無視すると、事業停止処分という非常に厳しい罰則が控えています。

 

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まとめ

人の命を預かり走るバスには今回のこの『豆知識』での説明のように多くの点検業務の義務とそれを怠った場合の非常に厳しい罰則があります。

不特定多数の多くの乗客を運ぶバスにはエアコンやドアに過度の負荷がかかっての毎日の運行となります。

時間経過とともに故障が発生しやすくなるのは仕方ないことかも知れません。

そんな時期がやってきましたら一度バスの買取をご検討ください。

トラックファイブではバスの買取も多数行っています。

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長く働いてくれたバスに第二の人生を送らせてあげてください。

 

トラックファイブは『豆知識』で皆さまのお役に立つ情報をお届けします。

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