イモビライザーとは? 仕組みや搭載車の確認方法、紛失時の対処法などを徹底解説!

イモビライザーは、車を盗難から守るための電子セキュリティシステムとして注目されています。
悪質で組織的な自動車の盗難が増えるなか、盗難防止効果が期待されるイモビライザーの仕組みや利点を知りたいドライバーは少なくありません。しかし、搭載車種の確認方法やキーを紛失した際の対処法が分からないケースも多いのが実情です。
今回の『豆知識』では、イモビライザーの仕組みや盗難防止効果、メリット・デメリット、搭載キーの種類、確認方法、紛失時の対応、そして後付けの可能性まで徹底解説します。読み終えれば、イモビライザーの活用法や注意点が理解でき、安心のもと運送業務を行うための知識が得られます!

 

 

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イモビライザーとは? どんな仕組み?

イモビライザーは、車両のエンジン始動を電子的に制御し、車両のIDに適合したキー以外では作動しないようにする盗難防止装置です。車載コンピュータシステム(ECU:Electronic Control Unit)とキーに内蔵されたトランスポンダというチップが連携する仕組みになっています。キーのチップが発信する固有の暗号信号をECUが認証し、一致すればエンジン始動を許可します。
信号が不一致だとイグニッションがロックされてエンジンは始動せず、盗難を未然に防ぎます。この暗号は数百万通り以上あり、複製が極めて困難なのが大きな特徴です。通信は近距離無線(RFID)で行われ、外部からのハッキングは非常に行いにくく、盗難のハードルが高い設計となっています。仕組みはシンプルながら、電子的なセキュリティ層を加えることで従来のキーより信頼性が高いシステムです。

 

 

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イモビライザーは本当に盗難防止になる?

イモビライザーは、従来のキーに比べて盗難防止効果が高く、海外では英国やEU諸国で義務化されており、日本でも新車の大半に搭載されています。従来のキーではピッキングで開錠可能でしたが、イモビライザーでは電子認証が必要で、専門知識なしでのキー効力の無力化は極めて困難です。
警察庁のデータによると、国内の車両盗難件数はイモビライザー普及後、2010年の約2万件から2024年には約5千件へと減少傾向にあります。

 

 

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イモビライザーのメリットとデメリット

イモビライザーには多くの利点がある一方、課題も存在します。以下で、メリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

 

・メリット

イモビライザーの最大のメリットは、高い盗難防止効果です。電子認証によりエンジン始動を制限し、従来のキーより盗難や不正を難しくしています。
イモビライザー搭載車の新盗難手法であるリレーアタック対策のために暗号化技術が進化・強化され、盗難件数は減少傾向にあります。そのために損害保険会社はイモビライザー搭載車に割引を提供し、車両保険が安くなる場合が多いこともメリットの一つとなり、ドライバーや事業主の経済的負担軽減に寄与しています。新車にイモビライザーの標準搭載が進むことでコストも抑えられ、特別な追加投資が不要になっています。

 

・デメリット

盗難防止に頼もしいイモビライザーにもデメリットはあります。
まずはコスト面です。イモビライザーシステムの搭載ばかりか、スペアキー作成の費用が従来のスペアキー作成費用より大幅に高くなってしまいます。
しかも、一般的な鍵と異なるイモビライザーのキーは、キー内にある電気信号を送るトランスポンダ、車内のコンピューター、イモビライザー登録機などのさまざまな専門知識が必要になるためイモビライザーのスペアキー作成に対応できる合鍵屋は非常に少ないのです。そして、電子部品であるために物理的な鍵の問題だけでなく、電池切れなどの電気的な鍵の不具合でのトラブルが発生する可能性が高まります。

 

 

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イモビライザーが搭載されている車のキータイプ

イモビライザー搭載車にはさまざまなキータイプが存在します。以下で、それぞれの特徴を詳しく説明します。

 

・リモコンキー

リモコンキーは、遠隔でドアロックを操作できるワイヤレスキーとも呼ばれる従来のメタルキーの頭に小さなリモコンスイッチの装備されたキーです。電波の届く範囲以内であれば、開錠の際、わざわざキーをさして回す必要がなく、雨降りの時や、荷物で両手がふさがっている場合に非常に便利なリモコンキーです。2000年代の新車にはこのリモコンキーが多く、同時にイモビライザーキーである可能性が高いです。

 

・イモビライザーキー

イモビライザーキーは、シンプルな形状でチップを内蔵した鍵です。チップに記憶されたIDと車載されたECUのIDが一致しなければエンジンを始動できない仕組みになっています。
イモビライザーキーにはドアロックの開閉機能はありません。イモビライザーの持つ機能の目的はあくまでも盗難防止機能であり、エンジンを始動させるためのものです。ただ、その盗難防止効果は非常に高いものの、キーを紛失した際の対応に手間がかかります。

 

・スマートキー

スマートキーは、キーとは非接触のままでドアロックやドアの開閉、エンジンスタートも操作できる先進型のキーです。ポケットやカバンに入れたまま車に近づけば認証され、イモビライザー機能も統合されています。
このスマートキーはメーカーによって呼称が異なり、「アドバンスキー」、「インテリジェントキー」、「キーフリー」などと呼ばれることもあります。

 

 

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イモビライザー搭載車の確認方法

イモビライザー搭載の確認は簡単に行えます。キーヘッド部分を分解する方法もあるが、故障リスクがあるため推奨はできません。以下で、安全な確認方法を説明します。

 

・インジケータランプ(イモビランプ)を確認する

イモビライザー搭載車であれば、インジケーターパネルの中やその付近にセキュリティ・インジケーターランプがあるはずです。セキュリティ・インジケーターランプがあれば、イモビライザーが搭載されています。ランプはエンジンが止まっている間も、ずっと点灯、もしくは点滅しています。この点灯、もしくは点滅にはイモビライザー搭載車であることを確認できる他に意味があります。
夜間にも非常に気づきやすいセキュリティ・インジケーターランプの点灯・点滅は車両窃盗犯たちへの抑止力になっているのです。

 

・車検証を確認する

現在の新車であれば、ほとんどの車両にイモビライザーは標準搭載されていますが、中古車の場合には確認が必要です。そのような場合、車検証でイモビライザー搭載を確認できます。車検証には、車の製造年月日や型式が記載されています。2000年以降に製造された車両の多くには、イモビライザーが搭載されています。
それを目安に、確実な方法としてディーラーへ問い合わせるか、インターネットでの合鍵屋さんのホームページにある『イモビライザー搭載状況』を確認する方法があります。

 

 

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イモビライザーキーをなくしてしまったらどうする?

イモビライザーキーを紛失した場合、早急な対応が必要です。スペアがなければエンジン始動は不可能です。万一外出先でキーを落としてしまい、それを悪意ある人間に拾われて車両の特定に結びついてしまったらどうすることもできません。盗難防止のため警察に遺失届を出してください。そして、スペアキーの有無を確認してください。
スペアキーがなければレッカー移動でディーラーまで行くか鍵専門業者を呼ぶしかありません。スペアキーがあった場合でもディーラーや鍵専門業者に相談が必要です。悪意を持つ拾得者が、野外に停車したままの車両を特定してしまえばそのまま乗り去ることも可能で、ECUのリセットと新キー登録が必要です。
キーを紛失することなく使えれば、非常に便利なイモビライザーキーですが、紛失の際には時間と費用を奪われてしまうため、取り扱いは慎重に。

 

 

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イモビライザーキーのスペアをつくる方法は?

盗難防止に非常に効果の高いイモビライザーキーですが、万一の場合に備えてスペアキーをつくることは可能です。以下で、具体的な依頼方法を詳しく説明します。

 

・ディーラーへ依頼する

ディーラーへの依頼は、最も信頼性の高いスペアキー作成方法です。もとのキーを作っているので、スペアキーの追加注文となり、費用は一番安くすむでしょう。しかし、納品までの時間がかかります。
特に海外のメーカーの場合、スペアキーの発注を海外にある本社まで行う場合もあり、製作元へはインターネットでデータがすぐに届きますが、製作されて日本に届くのにはかなりの日数を要してしまいます。納品までの日数を確認し、見積書を取ってからの発注をお勧めします。

 

・鍵専門業者へ依頼する

イモビライザーキー対応可能の鍵専門業者でスペアキーを作製する方法もあります。ただし、鍵専門業者のすべてがイモビライザーキーに対応できるわけではありません。
各自動車メーカーの最新の新車情報を早く得て、新しいICチップにも対応できるイモビライザーキーをよく理解して対応可能な、実績ある鍵専門業者へ依頼する必要があります。そして、従来型のキーと違い、イモビライザーキーのスペアはとても高額なものとなります。スペアキーの作成費用は1本1万円以上します。
緊急時の現地対応になれば、救急対応となり、出張費用まで含まれて数万円と高額費用となることを心しなければなりません。

 

 

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イモビライザーキーの後付けは可能?

イモビライザーキーの後付けは可能です。純正タイプのイモビライザーキーよりも、後付けタイプのほうが防犯の効果が高いとされています。
それは純正タイプのイモビライザーキーはすでに解除方法が解明されているものが多いからです。車両窃盗はITを駆使しての窃盗行為で、それに対抗するイモビライザーの進化はイタチごっこのようです。意外にこの『後付け』は車両窃盗団の裏をかく方法と言えるかもしれません。

 

 

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イモビライザーに関する注意点

進化し続けるイモビライザーですが、使用に関してはいくつかの注意点があります。以下で、重要なポイントを詳しく解説します。

 

・万全な盗難防止装置ではない

イモビライザーは、単体での万全な盗難防止装置とは言えないことを認識してください。エンジンを始動させないことを目的とした装置です。窓ガラスを破れば目的を達成できる車上荒らしにこのイモビライザーは無力です。そしてコンピューター制御の防犯システムはイタチごっこです。
日進月歩のコンピューターの世界に最新と言う言葉はありません。『イモビカッター』というIDを書き換えるツールや、『リレーアタック』という2~3人のグループで行う車両窃盗、さらには『CANインベーダー』という車両のCAN (Controller Area Network)配線に直接アクセスする映画の世界さながらの車両窃盗手口が横行しています。イモビライザーは万全な盗難防止装置ではなく、過信は危険で、総合的な防犯対策が不可欠です。

 

・誤動作を起こすことがある

イモビライザーには誤動作を起こす可能性があることも注意点の一つです。エンジンの始動ができない一度かかったエンジンが停止するセキュリティランプの点滅などがその誤作動の例です。原因はいくつか考えられますが、電池切れの場合が多く、まずは電池交換を行ってください。
その他に考えられる誤作動の原因は、「キーの故障」「新しいスペアキーのプログラムエラー」「電子制御ユニット(ECU)の問題」などがあげられます。ディーラーやスペアキーを作った鍵専門業者へ相談することをお勧めします。

 

 

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イモビライザー車におすすめの防犯対策

イモビカッターなどの使用での窃盗を防ぐためにイモビライザー車におすすめの防犯対策を紹介します。イモビライザーはエンジンの始動を制御する装置です。
かりにイモビカッターで制御解除し、エンジンを始動できても、物理的な防犯対策を行って車の移動を防ぐことが可能です。まずは、新たな警報装置の取り付けです。
大きな警報音は窃盗犯への盗難対策に有効です。「イモビカッターガード」などのイモビカッター対策商品の取り付け、ステアリングロックやペダルロック、ハンドルロックなどの運転ができなくなる直接的な防犯対策商品もあります。窃盗されてしまっても、監視カメラやGPS追跡装置の設置で盗難後の対応を行うことが可能です。

 

 

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まとめ

イモビライザーは、電子認証でエンジン始動を制限し、盗難防止に効果的な装置です。海外では装着義務化の進む国々が増え、日本国内では義務化されてはいませんが、標準装備が一般的になっています。
イモビライザーの装着により盗難件数は減少傾向にありますが、リレーアタックなどの新たな手口への対策が必要です。高い防犯性を持ち、紛失した際には高コストというデメリットはありますが、非常に有能な防犯装置です。ただ、万能な防犯システムではありませんので、イモビライザーの他にハンドルロック、ステアリングロックなどの防犯対策用品も併用して万全な防犯対策を行ってください。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからもさまざまな情報をお届けしていきます。

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