8ナンバーはどんなトラック?冷凍冷蔵車を例にメリット・デメリットを解説
目次
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トラックナンバーとは
トラックのナンバープレートの見方
車両の条件や違いはプレート上部に記載された番号によって分かるようにされています。
ナンバー | 区分 | 条件や違い |
1ナンバー | 普通貨物自動車 | 用途が貨物である |
2ナンバー | 普通乗合自動車 | 乗員定員11人以上、29人以下の人の運送に使われる車両総重量8トン未満のバス |
4ナンバー | 小型貨物自動車 | 用途が貨物である |
6ナンバー | 小型貨物自動車 | 4ナンバーを使い切った時に使用 |
8ナンバー | 特殊用途用自動車 | 用途が特殊である(パトカーや教習車など) |
9ナンバー | 大型特殊自動車 | 用途が特殊である(除雪車、フォークリフトなど) |
0ナンバー | 建設機械に該当する大型特殊自動車 | 用途が特殊である(ブルドーザーなど) |
各トラックナンバーの意味
ナンバープレートの正式名称は「自動車番号登録標」です。
自動車すべてが装着を義務付けられている車両の識別や所有者の特定に使われるプレートです。
上部左側の地名は管轄の運輸支局または自動車検査登録事務所の所在地です。
全ての車両に割り振られているナンバープレートには同じものは一枚も無く、一目でその違いが分かるように色、番号が割り振られています。
プレートの色によって見やすくするために番号の色も変えてあります。
そして、トラックも含め自動車すべてのナンバーには意味があるのです。
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8ナンバーのトラックとは
どんなトラック?
道路運送車両法における「自動車の用途等の区分について(依命通達)」によって自動車は5つに区分されています。
乗用自動車等、乗合自動車等、貨物自動車等、特種用途自動車等、建設機械の5つがその区分です。
8ナンバーのトラックはその中での特種用途自動車等に該当します。
例としては、タンク車・コンクリートミキサー車・冷蔵冷凍車などです。
さらに具体的には下記の自動車が該当します。
- 緊急車両
救急車、消防車、警察車、臓器移植用緊急輸送車、保線作業車、検察庁車、緊急警備車、防衛庁車、電波監視車、公共応急作業車、護送車、血液輸送車、交通事故調査用緊急車
- 法令等による特定事業用自動車
給水車、医療防疫車、採血車、軌道兼用車、図書館車、郵便車、移動電話車、路上試験車、教習車、霊柩車、広報車、放送中継車、理容・美容車
- 運搬や医療介護、特種作業、その他に使用する自動車
粉粒体運搬車、タンク車、現金輸送車、アスファルト運搬車、コンクリートミキサー車、冷蔵冷凍車、活魚運搬車、保温車、販売車、散水車、塵芥車、糞尿車、ボートトレーラ、オートバイトレーラ、スノーモービルトレーラ、患者輸送車、車いす移動車、消毒車、寝具乾燥車、入浴車、ボイラー車、検査測定車、穴堀建柱車、ウインチ車、クレーン車、くい打車、コンクリート作業車、コンベア車、道路作業車、梯子車、ポンプ車、コンプレッサー車、農業作業車、クレーン用台車、空港作業車、構内作業車、工作車、工業作業車、レッカー車、写真撮影車、事務室車、加工車、食堂車、清掃車、電気作業車、電源車、照明車、架線修理車、高所作業車
- キャンプ用、宣伝用自動車
キャンピング車、放送宣伝車、キャンピングトレーラー
トラックで8ナンバーを取得する条件
8ナンバーのトラックは上記のような緊急車両や特種な構造を持つ自動車が分類されていますが、一般のトラックで8ナンバーを取得する場合、「道路運送車両法における『自動車の用途等の区分について(依命通達)』の細部取扱いについて」における「構造要件」を満たさなければなりません。
その要件は冷蔵冷凍車を例にあげると、
「食料品等を収納する物品積載設備を有し、かつ、客室(客室がない場合は、運転者席)と隔壁により区分されていること」、「物品積載設備には、外気温に関わらず食料品等を冷蔵又は冷凍できる冷蔵冷凍装置を有すること」などが定められており、すべての条件を満たさなければなりません。
8ナンバー取得に必要な書類
トラックを冷蔵冷凍車に構造変更して8ナンバー取得を必要とする場合や、冷蔵冷凍車などの8ナンバーに該当する車両を購入した場合にも同様の申請書類が必要になります。
車検証、自賠責保険証明書、自動車検査票、点検整備記録簿、認印(手続代行の場合は委任状)、申請書(2号様式)、手数料納付書、自動車重量税納付書、自動車税種別割納税証明書 が必要になります。
8ナンバーを取得するメリット
少ない車検頻度
8ナンバー車は特殊車両であるため公道を走る頻度が一般の自動車より少ないです。
そのことが理由で一般の自動車と比べて優遇されている部分があります。
車検がその優遇部分の一つです。
一般のトラックは、車両総重量8t未満であれば車検有効期間は新車登録時から2年、その後の有効期間は1年間となり、毎年車検を受けなければなりません。
8t以上のトラックの場合は、初回の新車登録時から有効期間は1年間で、その後も有効期間は1年間で毎年車検を受ける必要があります。
それが8ナンバー車のトラックであれば、初回もそれ以降も車検は2年に1度です。冷凍冷蔵車もそうです。
一般のトラックと較べて車検費用は1/2となり、大きなメリットと言えるでしょう。しかも、高性能な車体なので専門仕事があり需要は減らないでしょう。
安い税金
自動車税は毎年4月1日の所有者に課税される地方税です。この税額は排気量や重量で決められています。
8ナンバーの特別用途自動車は車種によって税率が異なります。
そのような中でタンク車や冷蔵冷凍車などの貨物中心のトラックについては、1ナンバー・4ナンバーのトラックと税率は同じです。
以前は8ナンバーの取得審査があまり厳しくなかったこともあり、税金のメリットを得るため8ナンバーを取得するケースが増えました。
低い税金を納めた後で、装備をはずして普通車として使用するケースも出てきました。
しかし、こうした悪質なケースを防止するため、現在では税率も上がってしまっていました。
それでも現在の8ナンバー車の税金は普通乗用車よりも安く設定されています。
高速料金
1ナンバーや4ナンバー車を構造変更したキャンピングカーなどについては、高速道路走行時において、中型車でも普通車料金となります。但し、貨物自動車タイプ(車検証に最大積載量の記載があり、特殊の用途が貨物の運送を目的としているもの)については、8ナンバーでも中型車の料金となります。
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8ナンバーの注意点
厳しい取得審査
以前は8ナンバーの取得審査があまり厳しくなかったこともあり、税金のメリットを得るため8ナンバーを取得する人が増えました。
しかし、現在では税率も上がり8ナンバーの取得審査も非常に厳しくなっています。
高い車検費用
8ナンバーの車両にはさまざまな装備があり車検費用はそれぞれ違います。
特殊装備の検査には費用がかかるために車検費用はおのずと高くなります。
加えての8ナンバーでの注意点は、自賠責保険においては大きな保険料の差は無いですが、任意保険に関しては8ナンバー対象の保険の数が多くないのが現状です。
まとめ
8ナンバーの特殊車両はもともと公共利用もしくはそれに準ずる車両が多く、第三者のために働く自動車がほとんどです。
自賠責保険が多く用意されないのはそのようなことも理由の一つなのではないでしょうか。
但し、8ナンバーの自動車のなかでキャンピングカーだけは第三者への利益を供するためにあるのではなく個人への利益を供する自動車です。
自動車のサイズにもよりますが1ナンバーや4ナンバー車を構造変更したキャンピングカーならば中型車でも普通車料金として高速料金が安くなり、構造変更条件も緩和されています。
堅いイメージの8ナンバー自動車が親しみやすい存在になるようで明るい話題と感じることができますね。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
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