大型トラック運転手の収入は高いの?年収アップ方法やメリットを解説

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トラック運転手の年収はどれくらい?

トラック運転手の平均年収を生みだすフィールド

現実的なトラック運転手の平均年収をつかむために、昨年公益社団法人全日本トラック協会が出した「2022年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」を参考にしています。

本調査はトラック事業に携わる従業員の賃金や労働時間、福利厚生等の実態を職種別に詳細に把握し、労働環境の改善のための基礎資料とするために編纂されたものです。

調査対象を特別積み合わせ貨物業者180社、一般貨物自動車運送事業者4,442社の計4,622社の事業者としています。

有効回答事業者数は特別積み合わせ37社と一般貨物757社となっていますが、協会員でもある事業者の回答は信ぴょう性の高いものと言えるでしょう。

 

ちなみに全国の特別積み合わせ貨物は313社、一般貨物は57,856社あります。

全国のトラック運送業者の事業者数は6万社近くあるわけですが、そのなかで中小企業基本法における中小企業の定義の一つである「従業員数300人以下」の会社が99%を占めています。

トラック運転手の年収を考えていくうえで、このことは一つのポイントになっていきます。

中小・零細トラック運送業者の多くは、ほんの1%に過ぎない大企業である同じトラック運送業者の下請け業者として仕事をしているのです。

 

トラック運転手の年収

全ト協(全日本トラック協会)資料をもとにすると、業種、性別、職種(けん引、大型、中型など)、従業員規模、年齢階級、地域などで分類された平均賃金を調査していますが、ここでは運転手の平成4年度の年収(年間賞与を加えた金額)のみに着目しますと、以下のようになります。

 

・男性ドライバーの平均年収

特積が474万3,600円 平均年齢47.2歳 勤続年数15年 3ヶ月

一般が449万1,600円 平均年齢49.2歳  勤続年数12年 9ヶ月

 

・女性ドライバーの平均年収

特積が363万9,600円 (男性比 76.7%) 平均年齢43.1歳 勤続年数4年 5ヶ月

一般が364万6,800円 (男性比 81.1%) 平均年齢45.1歳 勤続年数7年11ヶ月

 

ちなみに運転者から事務員、荷扱手、整備・技能員までのトラック運送事業全体では、全職種平均年収は、

特積が450万8,400円 平均年齢46.0歳 勤続年数14年 4ヶ月

一般が444万0000円 平均年齢47.8歳  勤続年数12年 9ヶ月

 

ここで目が止まるのは特別積み合わせ貨物業者の方が、一般貨物自動車運送事業者より年収が多いということです。

大きな企業である場合が多い特別積み合わせ貨物業者のほうが、当然売上も大きく、その分利益も大きくなるでしょう。

しかし、過去のマスコミ報道のように大手運送会社はブラック企業である場合もあります。

ただ、この運送業界はどこに行っても難しい状況にあり、ある程度は覚悟が必要でしょう。

2024年4月1日にスタートした時間外上限規制などへの対応は大手運送会社の方が、世の中の関心が集まりやすく、早く行うことができるでしょう。

 

性別ごとの平均年収

下記は前項の女性ドライバーの平均年収です。

特積が363万9,600円 (男性比 76.7%) 平均年齢43.1歳 勤続年数4年 5ヶ月

一般が364万6,800円 (男性比 81.1%) 平均年齢45.1歳 勤続年数7年11ヶ月

 

特積業者でも一般業者でも男性ドライバーとは、15%~20%もの差があります。

しかしながら、よく数字を見ていただきますと、勤続年数と平均年齢が女性の方がずっと短く若いです。

経験がものを言い、腕前になっていく業界です。

どんな業界に行っても日本の古い慣習で女性の年収が若干低く設定されている場合を見かけます。

変わりゆかなければ成り立って行かない日本の現状で、この先女性の立場・給与は間違いなく上がっていくことでしょう。

そして女性では、特積よりも一般のほうが年収の高い現象が確認されます。

これは大企業よりも、より現場に近い中小・零細企業のほうが女性の力を認めていることではないでしょうか。

 

長距離運転手の平均年収

本資料には長距離運転手での調査項目は無いのですが、大型運転者を長距離運転手として読み替えてみると、各運転者の中で1番か2番に収入は高いです。

ただ、その内訳を見ると固定給よりも歩合給(時間外手当等)が、固定給と同等、もしくはそれ以上あります。

長距離運転手の年収の高さは、自分の身体を動かす結果にもたらされるものということでしょう。

 

トラック運転手の年収推移

どんな業界にも年齢による年収の推移はあります。

本資料の「年齢階級別賃金」を見ますと、トラック運転手の年収ピークは、40~49歳と50~59歳で、この2期間に渡ってほぼ最高年収を得ることができる長いピークになっています。

熟練を必要とする仕事であり、神経は使う仕事でありながらも、体力的にはギリギリ60歳くらいまでは持ちこたえることができるということでしょうか。

60~64歳で15%の年収ダウン、65歳以降は更に35%のダウンになっていきます。

 

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年収を上げるには?

長距離運転手

短期的な考えの1年間の年収だけで考えずに、長距離運転手としてのピークである40~59歳の20年間をフルで働くことを考えてください。

年収を上げるためには、まずは大型免許を取得して大型トラックに乗ってください。

 

歩合給が出る会社に転職

固定給は獲得しながら、時間外手当や資格手当、危険手当など歩合給で稼ぐのも年収を上げる方法としてあります。

運送業にも運ぶ積荷によってさまざまな資格が必要で、危険を伴う作業が付随する場合もあります。

年収を上げるためには、業務の詳細を調べての転職の準備もありかと思われます。

 

速達や深夜早朝の配送

誰もがしたくない、できない仕事をすることで、普通に仕事をする人よりも多くの報酬を手にすることができるのは当然です。

速達や深夜・早朝の配送を受けることは、年収を上げるためには最も手っ取り早い方法かもしれません。

 

異業種への転職

大型免許を持ちながら働く業界を変えることは難しいように思います。

しかし、まったくの異業種に転職するわけではありません。

人がやりたがらない仕事のことです。

前項の人がやりたくない時間の仕事もそうです。

汚れる仕事であるゴミ収集車の運転、し尿取集運搬者の運転や、危険な仕事である砕石運搬車の運転、汚泥回収車の運転などです。

少し目先を変えて、運転教習所の大型免許担当の教官などもどうでしょう。

 

年収を上げるということは、他のドライバーとの差別化を図るということであると、よくご認識いただきたいと思います。

 

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大型トラック運転手になるメリット

いろんな土地への訪問

大型トラックに乗ることの多くは長距離を走ることになります。

運送会社によっては決まった配送先にしか行かないこともあるでしょうが、配送先がさまざまであればいろんな土地に行くことができます。

その配送先は観光地かも知れませんし、大都会の倉庫かも知れません。

毎日配送先が違えば毎日違う街に行くことができます。

地方の名物を昼食で食べることもできるでしょうし、オシャレなレストランでランチを楽しむことができるかも知れません。

自分で電車賃を払うことなしに毎日いろんな場所に行けること、そして休憩時間にそこで好きな事ができるのは、地理に詳しくなるばかりか、精神衛生上非常に好ましいことだと思われます。

 

人間関係

トラックドライバーでも、会社からサラリーをもらうのでサラリーマンです。

しかし、一般的なサラリーマンとは違って会社に長時間拘束されることはありません。

出社して、トラックに乗る前に朝礼、一連の点呼・点検を済ませばあとは一人の世界です。

泊りでの出張があっても現地から会社への連絡は携帯電話かSNSで終わります。

人とかかわることが苦手な方には、とても楽で、大きなメリットがある仕事だと思われます。

 

大型トラックの需要の高さ

大型トラックはどこの業界でも需要が高いです。

運送業界はもちろんのこと、建設業界でも製造業界でも大型トラックの運転手は足りていないのが現状です。

少子高齢化でこの先ますます大型トラックの運転手は減っていくことでしょう。

そのため仕事は見つかりやすく割が良い報酬を得るチャンスになる可能性も大きいのです

大型トラック運転手になる大きなメリットと言えるでしょう。

 

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まとめ

運送業界において、大型トラック運転手の収入が高いのは本当のようですね。

しかし、他業種と比べれば決して高いとは言えない収入です。

それを比較することに意味があるかどうかは分かりません。決して楽な仕事ではなく、気を抜けば事故に直結する仕事です。

しかし日本経済を支えているのは物流です。

その物流に欠くことができないのがトラック輸送であり、国が育てて来た産業なのです。

その日々の物流を途切れさせることなく働くトラックの運転手や運送会社の社員が今より多くの報酬を手にしても何もおかしくはないと思います。

かかる対価に正当な利益を載せて支払う、そんな当たり前の日本になってもらいたいものです。

若者たちが希望を持つ、そんなトラック業界になってもらいたいものです。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

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