オイルランプが点灯する原因は? 対処方法や未然に防ぐ方法を解説

オイルランプはトラックの心臓部とも言えるエンジンの調子を私たちに伝えてくれます。その警告灯をもとにさまざまな対処ができて、未然に大きなトラブルを防ぐことができます。同様にトラックのインパネには小さな警告灯が並び私たちにいつも何かを伝えてくれています。
今回は、オイルランプが点灯する原因や未然に防ぐ方法までを『豆知識』でお伝えします。

 

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

【参考】トラックの全国無料出張査定依頼はこちら

【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

 

「金額だけ知りたい」という方もお気軽にトラックファイブにご連絡
トラック・重機・バス買取の無料査定はこちら

オイルランプとは?

オイルランプは『油圧警告灯』が正式名称です。
エンジンオイルが油圧低下を中心にさまざまな理由で変調をきたした時にその異常を警告として教えてくれるランプです。車両の警告灯の色は国際標準規格で決められています。交通信号と同じで「緑」は異常がなく安全な状態、「黄」は、緊急性はないものの早めに点検の必要がある状態、「赤」はすぐに停車する必要のある深刻な危険を意味します。
理由はさまざまですがその異常と異常の度合いをエンジンオイルランプが教えてくれます。

 

・オイルの役割

エンジンオイルはトラックを駆動させる重要な装置であるエンジンを守ってくれています。冷却・洗浄・潤滑・防錆の4つがオイルの役割です。
シリンダーやピストンなど、金属部品で構成されるエンジンはオイルの助けによってトラブルなく動いているのです。

 

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

【参考】トラックの全国無料出張査定依頼はこちら

【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

 

「金額だけ知りたい」という方もお気軽にトラックファイブにご連絡
トラック・重機・バス買取の無料査定はこちら

オイルランプが点灯する原因

車両の心臓部であるエンジンを守るエンジンオイルにはさまざまな保護機能があります。その保護機能は一つを欠いたとしてもエンジンに支障を生み、そのままの状態で放置すれば車両にとって重大な故障の原因となってしまいます。それを未然に防ぐためにエンジンオイルランプは点灯して、ドライバーに異常を教えてくれるのです。

 

・オイルの減少

オイルランプが点灯する原因の一つにエンジンオイルの減少があります。エンジンオイルの劣化による自然減や漏れなどによってオイルが減少すると、オイルランプが点灯して異常を知らせてくれます。

 

・オイル漏れ

エンジン室内のエンジンオイルはどうしてもシリンダー内に流れ込み、燃料の爆発・燃焼の際に一緒に燃えて微量ずつではありますが燃えてしまいます。他にもエンジンの異常でエンジンオイル漏れが発生する場合もあります。
さまざまな理由でエンジンオイルの量が既定値以下になり油圧が下がった時、エンジンオイルランプは点灯します。

 

・オイルポンプの故障

オイルポンプは、エンジン内にオイルを循環させる役割を担っています。故障するとエンジンオイルは滞ってしまい、エンジン内部の部品の潤滑や冷却ができなくなってしまいます。

 

・オイルランプの故障

オイルランプは、エンジンオイルや周辺の部品に不具合が生じた際に点灯するインストルメントパネル内の警告灯です。そのため、経年劣化などの原因で故障してしまうと、誤作動を起こしてしまう可能性があります。
不具合が生じても、その判断がつかなくなってしまいますから、早急にオイルランプ自体を交換する必要があります。

 

・エンジンの異常高温

エンジンが何らかの原因で異常燃焼を起こし、エンジンオイルの温度が高すぎる時にもオイルランプが点灯して異常を教えてくれます。シリンダー内では燃料の爆発・燃焼がありピストンが動き、金属製のエンジン内部は高熱を持ちます。その冷却もエンジンオイルの大きな役目の一つなのです。
規定以上の温度に達すると、エンジンオイルランプは点灯し警告してくれます。

 

・エンジン内の異物の詰まり

エンジンオイルには洗浄作用があります。シリンダー内を目まぐるしいスピードで上下運動する金属製のピストンは、シリンダーの内壁とこすれ合うことによってどうしても金属粉や金属屑が生まれてしまいます。
エンジンオイルはそれらを洗い流し洗浄するのですが、エレメントの不具合などでエンジン室内に異物が残ってしまうことがあります。そのような異物などにより目詰まりした時にエンジンオイルランプが点灯して異常を告げてくれます。

 

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

【参考】トラックの全国無料出張査定依頼はこちら

【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

 

オイルランプが点灯したまま運転するとどうなる?

繰り返しますが、オイルランプの点灯はエンジンオイルを中心としたエンジントラブルを教えてくれています。そのまま走行を続ければ、エンジンの焼き付きやノッキングなどによって、取り返しのつかない故障になる可能性があり、最悪の場合は事故につながる可能性もあります。

 

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

【参考】トラックの全国無料出張査定依頼はこちら

【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

 

「金額だけ知りたい」という方もお気軽にトラックファイブにご連絡
トラック・重機・バス買取の無料査定はこちら

オイルランプが点灯したときの対処方法

実際に一般道や高速道路を走行している最中にオイルランプが赤色に点灯すればだれでも動揺するに違いありません。万が一の事態に備えて心の準備をしておきたいと思います。
以下の対処法をご確認ください。

 

1.安全な場所に車を停める

オイルランプが点灯していることに気がついたら、あわてずにまずは停車できる場所を探してください。一般道であれば、広い路肩や空き地、コンビニの駐車場のような広くて長時間の停車でも人に迷惑のかからない場所が好ましいです。
高速道路であるならば、慌てることなく次のパーキングエリアやサービスエリアの場所を確認して多少の距離であるならば走らせて停車しましょう。
しかし、それができない場合には禁止されていますが路肩・路側帯で停車しましょう。その時には十分注意してハザードランプを点灯し、三角表示板を設置し、発煙筒も焚いてください。高速道路を走行中にエンジンオイルランプが点灯して駐停車禁止の路肩・路側帯に駐車した場合には、すぐにロードサービスを呼んでください。最近特に多い高速道路での追突事故を起こさないためです。
ロードサービスを呼んで到着までの間は車両から離れた場所で待機してください。

 

2.エンジンを冷やす

すぐに安全な場所に停車して、エンジンをすぐ切るのは危険な場合もあります。
冷却ファンを動かすためにアイドリング状態でしばらく置くことを推奨される場合もあります。ただし、蒸気や異音がある場合は即エンジンを停止してください。そして、エンジンを外気に触れさせて冷やしたいのですが、オーバーヒート直後は高温で危険なのでしばらく待ってください。また、キャビンをチルトしてエンジンルームと外気を触れさせるようにしてください。

 

3.オイル残量を確認する

エンジンの冷却作用を持つエンジンオイルに異常がある場合があります。まずはエンジンオイルの残量を確認する必要があります。エンジンの高熱がおさまってから、エンジンオイルの残量を確認してください。その結果で対処方法は変わってきます。

 

・オイル残量が少ない場合
オイル残量が少ない場合は、外部へのオイル漏れか、シリンダーへ滲みだして燃焼して減った可能性があります。オイルの予備があれば注ぎ足し、ない場合には無理に走行せずにロードサービスに頼ることを考えてください。

 

・オイル残量が正常の場合
オイル残量が正常であるにも関わらず、オイルランプが点灯している場合は要注意です。重篤な原因が隠されているかもしれません。プロの整備士の目による点検が必要になります。そのような場合、信頼できる自動車修理工場やディーラーが停車場所の近くにあるとは限らないと思います。ロードサービスに頼ってください。プロの整備士の点検で原因を確認することが大切です。
エンジンオイルランプが点灯した場合、適切な対処を行うことがエンジンの保護や安全性の確保につながります。

 

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

【参考】トラックの全国無料出張査定依頼はこちら

【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

 

オイルランプの点灯を防ぐ方法

オイルランプが点灯するということは、そこにある問題をエンジンが私たちに訴えてきているということです。そのことに早く気づき、オイルランプの点灯を未然に防ぐために行う手立ては誰が考えても同じかもしれません。
下記の項目を心がけていただきたく思います。

 

・オイルが高温にならないようにする

エンジンを休ませたり、冷却水の交換によって高温を防ぐことができます。キャブオーバー型トラックは前面のグリルから空気を取り込むので、グリルやラジエターにゴミや葉っぱが詰まって熱がこもらないようにすることも大切です。性能の良い日本のトラックでも、近年の常態化した異常な暑さには勝てない場合もあります。
エンジンオイルランプの点灯を未然に防ぐためにもこまめにエンジン回りの状況を見守ってください。

 

・定期的にオイル交換をする

基本的なことですが、定期的にオイル交換を行ってください。オイル交換によって、冷却・洗浄・潤滑・防錆、4つの役割を果たしてくれます。
トラックを駆動させる重要な装置であるエンジンを守ってくれるエンジンオイルは定期的に交換してください。

 

・定期的に車両のメンテナンスを行う

オイル交換も含まれることなのですが、定期的な車両のメンテナンスはオイルランプの点灯防止につながり、車両の健康寿命を延ばすことにつながります。法定の定期点検や日常点検は当然行いますが、運転業務中にも休憩などで駐車場に止まり、外で身体を動かし息抜きをする際には、ぐるりと一周愛車を回って普段と変わりのない状況であるかの確認を行ってください。

 

・トラックの買替えを検討する

一般道や高速道路を走行している最中にオイルランプの赤色点灯はあまり心臓にいいものではないでしょう。しかし、長年乗ってきたトラックや無理を重ねてきたトラックでは、エンジンのトラブルが増えてくる場合があります。そのような場面にたびたび出くわすようになった時期はトラックの乗換えの時期なのかもしれません。
そのような際にはぜひトラックファイブに相談してください。トラックファイブはトラック・重機の買取専門業者です。創業22年の歴史と累積75万台以上のトラック・重機の査定実績、年間1万3千台をゆうに越える買取実績はユーザーの皆様方からの信頼の証しだと自負しています。
皆さまが使用されていたトラックを、海外に販売ルートを持っていることによって、高価買取を実現させていただきます。

 

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

【参考】トラックの全国無料出張査定依頼はこちら

【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

 

「金額だけ知りたい」という方もお気軽にトラックファイブにご連絡
トラック・重機・バス買取の無料査定はこちら

エンジンオイルランプ以外で注意すべき警告灯

エンジンオイルランプ以外にも警告灯はいくつかあります。そしてそれらのすべては私たちが注意しなければならない警告灯なのです。たくさんの部品が集まってトラックや車両はでき上がっています。そして、最新のトラックや車両には一般では修理不能な電子機器やAIが入り込んでいます。ですから警告灯は以前よりも重要になっていると言ってもいいのかもしれません。
トラックの不調はドライバーの勘と各種警告灯に頼ってください。異常な警告灯に気づいたらプロの整備士に相談してください。

 

・ブレーキ警告灯

ブレーキ警告灯はブレーキシステムに異常があることを示す警告灯です。ブレーキパッドが摩耗して交換が必要な状態になっている可能性があります。その際、ブレーキ警告灯が点灯します。ブレーキフルードが不足してもブレーキ警告灯が点灯します。
ブレーキフルードのレベルを確認して不足している場合は適切な量のブレーキフルードを補充する必要があります。ブレーキマスターシリンダーの不良やブレーキキャリパーの故障などブレーキシステムの一部に故障や異常がある場合にもブレーキ警告灯が点灯します。

 

・水温警告灯

トラックのラジエターにあるクーラント液の温度異常を警告してくれます。温度が異常に上がると水温警告灯は赤く点灯します。そのまま走行していればオーバーヒートを起こしてしまいますので、安全な停車場所を探して停車してラジエター、クーラント液を冷ましてください。
この水温警告灯が青色で点灯することもありますが、この時にはクーラント液の温度が低くなりすぎている時です。この時には暖機運転を行うことで対処できます。

 

・バッテリー充電警告灯

車のバッテリーの充電が不十分な状態であることを示します。バッテリーの充電システムに問題がある場合や、バッテリーが劣化している場合に充電警告灯が赤く点灯します。
トラックは自走で発電・充電を行う仕組みになっていて、その電力でエンジンを作動させる電力を確保しているのです。バッテリー充電警告灯が点灯している場合は、充電システムやバッテリーの状態を確認して、修理が必要です。

 

・SRSエアバッグ・プリテンショナー警告灯

トラックのエアバッグシステムやプリテンショナー(シートベルトの巻き上げ装置)に異常が発生している場合に警告灯の点灯がそれを教えてくれます。エアバッグもシートベルトも万が一の際、生命に関わる危険が伴うパーツですので転倒の原因を詳しく調査してください。これもプロの整備士の出番となります。

 

・AT警告灯

AT警告灯の点滅はATF(オートマチックトランスミッションフルード)の温度の上昇が原因です。温度の高い状態が続くとシフトチェンジが行いにくくなったり、できなくなったりすることがあります。
万が一、この異常事態が運転中に発生してしまったらトラックを安全な場所に停車させて様子を見てください。点灯がそのまま消えない場合にはロードサービスをご利用ください。

 

・エンジン警告灯

エンジンの異常を示す警告灯です。エンジン制御システムやエンジンの各種センサーが異常を検知した場合に点灯します。
エンジンチェックランプが点灯した場合はエンジンの状態を確認し、プロの整備士の診断を受けて必要に応じて修理を受ける必要があります。

 

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

【参考】トラックの全国無料出張査定依頼はこちら

【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

 

まとめ

トラックのインパネ内にはたくさんの警告灯があります。ドライバーは運転のプロではありますが、整備のプロではありません。毎日の乗車前日常点検やハンドルを握りながら感じるトラックの調子はわかったとしてもほんの一部です。
この先トラックにもますますAIは入り込んでいき、万一の故障時にプロのドライバーでは判断できないことが増えていきます。そうすると判断の基準はこの警告灯になっていきます。今回のオイルランプをはじめとする各種警告灯をこれからもっと活用していかなければならないのかもしれません。

トラックファイブは『豆知識』でこれからもさまざまな情報をお届けしていきます。

 

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

【参考】トラックの全国無料出張査定依頼はこちら

【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

「金額だけ知りたい」という方もお気軽にトラックファイブにご連絡

トラック買取の無料査定はこちら

関連記事一覧