【おすすめメーカー6選】5tトラックの特徴や必要免許について解説!

過去の道路交通法の改正で中型免許の創設、準中型免許の創出とある意味柔軟な対応がなされてトラックのサイズ区分は多くなり、各法律や制度によって区分の仕方が変わりました。

なかなか分かりにくいこともありますが、その都度確認して理解することが必要だと思います。

今回の『豆知識』は5tトラックです。

中型トラックに分類される5tトラックの特徴や必要免許などを解説させていただきます。

 

 

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5tトラックとは

5tトラックは最大積載量が5tまでの貨物自動車を言っています。

道路交通法における最大積載量4.5t以上6.5t未満の中型自動車に分類されます。

いくつかあるこのトラックの分類は日本の担当省庁による目的の違いから統一されておらず法律、制度から複数あって理解しにくい部分もあります。

・車両法(道路運送車両に関する法律:所管は国土交通省)

自動車本体における安全性の確保の観点から、主に単体での規制を行い、自動車の種別で分類しています。

(普通自動車、小型自動車、軽自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車)

・道交法(道路交通に関する法律:所管は警察庁)

交通安全上の観点に立って車体の大きさなどから規定されたルールです。

(大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車、大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車、小型特殊自動車)

・運転免許制度(運転することができる免許の制度:所管は警察庁)

車両総重量、最大積載量、乗員定員などで車種を規定しています。

(大型自動車:大型免許、中型自動車:中型免許、準中型自動車:準中型免許、普通自動車:普通免許)

これらのなかで最大積載量5tの5tトラックは車両法では普通自動車、道交法では中型自動車、運転免許制度でも中型免許に納まります。

 

 

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トラックの小型・中型・大型の違い

さまざまな種類、さまざまな大きさのトラックがありますが、基本的な小型・中型・大型、各トラックのサイズ・寸法・最大積載量・車両総重量の違いを把握しておきましょう。

 

小型トラック 中型トラック 大型トラック
全長 4.7m以内 12m以内 12m以内
全幅 1.7m以内 2.5m以内 2,5m以内
全高 2.0m以内 3.8m以内 3,8m以内
最大積載量 3t以内 6.5t未満 6.5t以上
車両総重量 5t以内 11t未満 11t以上

 

このなかで5tトラックは中型トラックに含まれます。

 

※各サイズのトラックの荷台寸法の目安が分かります。

過去記事をご参照ください。

『トラックの荷台寸法・積載量を徹底解説!』(2022.03.30)

 

 

5tトラックの運転に必要な免許

最大積載量5tの5tトラックは道路交通法における最大積載量4.5t以上6.5t未満の中型自動車に分類されます。

よって、5tトラックの運転に必要な免許は中型免許、もしくはそれより上位である大型免許が必要な免許となります。

この中型免許について、取得のための条件や方法、費用などをご紹介していきます。

 

・中型免許の取得条件

中型免許の取得条件は普通自動車免許・準中型免許・大型特殊免許のいずれかを取得し、その免許を取得してから通算2年以上の運転経歴が必要となります。

もしも免許停止期間があればその期間を除いての合計期間が2年以上なければなりません。

したがって、中型免許の取得は免許停止期間が無くとも20歳以上にならないと取得できません。

 

・中型免許の取得費用

中型免許の取得方法は、教習所に通う方法、合宿教習に入る方法、そして運転免許試験場での一発試験を受ける方法があります。

当然費用はそれぞれ違います。

そして保有免許の種類によって教習時間数が変わるので費用は変わってきます。

① 普通免許保有(MT車)     約17~24万円

② 普通免許保有(AT車)      約21~27万円

③ 8t限定中型免許(MT車)   約10万円

④ 8t限定中型免許(AT車)   約11~14万円

⑤ 5t限定準中型免許(MT車) 約14~20万円

⑥ 5t限定準中型免許(AT車)  約17~24万円

⑦ 準中型免許         約12~18万円

以上の費用は教習所に通所した場合の費用です。

地域や教習所によってかかる費用は違いますので入校を希望される際には必ず電話で確認してください。

合宿の場合は上記費用からプラス5万円ほどの場合が多いです。

こちらも合宿先によって費用がかなり違うようですので、希望される場合には必ず事前に確認してください。

当然ですがこの目安の費用には合宿先までの交通費用は含まれていませんのでご注意ください。

 

一発試験の費用は8,650円となり、内訳は下記の通りです。

内訳:受験料4,100円、試験車使用料2,500円、免許証交付料2,050円

合格後、取得時講習受講料(22,000円)が必要となります。

 

・旧普通免許を持っている場合は?

近年の自動車免許の変遷です。

大型トラックの事故防止を図るため2004年に中型自動車が自動車の種類として創設されて普通自動車・中型自動車・大型自動車の3種類になりました。

そして、それに対応して中型免許が2007年に制定されました。

それまでの普通免許(ここで言う旧普通免許)取得者に対して認められていた車両総重量8t、最大積載量5t、乗員定員10名は既得権として残されました。

したがって、旧普通免許では新設された中型免許での車両総重量11t、最大積載量6.5t乗員定員29名の範囲までの運転はできませんのでご注意ください。

 

 

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5tトラックを扱うおすすめのメーカー・車種

日本を代表するトラックメーカー各社と5tトラックの紹介です。

 

いすゞ自動車

いすゞ自動車株式会社は日本で最古の自動車メーカーです。

通称『いすゞ』は、1916年の創業です。

『道を拓き、街を創り、人が暮らす』がいすゞの相言葉です。

そして、その発展に必要不可欠なのは『運ぶ』力であり、商用車とディーゼルエンジンのプロフェッショナルとして最先端の『運ぶ』力で世の中を支えながら、いすゞは邁進し続けています。

2021年にUDトラックスを傘下に加えています。

いすゞの中型トラックフォワードは「運ぶ人たちに、新たな安心と信頼を。」を載せて走ります。

歩行者や自転車等の検知も可能な「プリクラッシュブレーキ」や、車両前方死角エリアの物体を検知し警告する「交差点警報」などの安全性を確保します。

軽量・コンパクトで、ひときわ高いポテンシャルを実現する4HK1エンジンと、ゆとりのパワーを誇る6NX1エンジンをラインナップし、経済性と環境性にすぐれた「エコストップ」や省燃費運転を実現するECONO(エコノ)モードなどの燃費や環境性を高めるために新しい技術を開発しています。

 

・日野自動車

日野自動車株式会社はトヨタグループの傘下です。

自社が掲げている基本理念の『もっとはたらくトラック・バス』、『豊かで住みよい持続可能社会』に沿って隊列走行・ロードトレインによる高効率な大量輸送に向けて国内をリードし、成長を続けています。

小型トラックデュトロの「トントントントン日野の2トン♪」のCMは多くの子ども達にも名前を知られています。

合理化のためにバス部門は2004年にいすゞ自動車と経営統合しています。

日野自動車といすゞ自動車の共同出資の新会社であるジェイ・バスに移行し、いすゞと共通の車両がジェイ・バスから供給されています。

「人と、社会と、その先へ」が日野の合言葉です。

日野の中型トラックレンジャーは最新のAI技術の「サイトアラウンドモニターシステム」、「ドライバー異常時対応システム」、「PCS(歩行者・自転車運転者(昼夜)検知機能付衝突回避支援タイプ)」はドライバーとすべての人々を守ります。

ハイルーフのキャビンは人間工学に基づいて、ドライバーに優しく疲労を軽減します。

合言葉のように人と社会を考えその先を見据えています。

 

 

・三菱ふそうトラック・バス

三菱ふそうトラック・バス株式会社は今世紀に入ってからダイムラー・トラックの傘下に入っています。

三菱グループの三菱造船、三菱重工業の一部門から設立した商用車メーカー。

社名の「ふそう」は古来よりの日本の別称「扶桑」に由来します。

(1932年当時三菱重工業(初代)の前身である三菱造船にて、大型車事業を開始したときに社内公募により決定されたものです。)

「トラックの理想を求めて、新たな進化の領域へ」を念頭に中型トラックファイターは走り出しています。

一番に優先されるべき安全輸送を目指し、高度な予防安全システムを投入しました。

そして、人を基本とした快適な走りと新次元の効率性・経済性を追求しました。

車両や歩行者を検知して警報とブレーキで衝突被害を軽減するアクティブ・ブレーキ・アシスト5。

稼働中の車両情報をインターネット経由でリアルタイムにチェックできるテレマティクスサービスである「トラックコネクト」はトラックの稼働状況を「見える化」します。

最新の領域に踏み込みながらトラックの理想を求めてファイターを進化させています。

 

・UDトラックス

UDトラックス株式会社はトラック戦国時代に巻き込まれた形では翻弄されてきました。

日産からボルボグループ傘下にいた時期もありましたが、現在はいすゞ自動車の完全子会社です。

トラック専門のメーカーですが、バス製造を行っていた時期もありました。

UDトラックスの主力商品は大型トラックで、トレーラーヘッドは日本国内で一番の占有率を占めています。

いまだにUDトラックスは旧会社名の略称である「日産ディーゼル」、「ニッサンディーゼル」や、「UD」(ユーディー)の名称でも広く親しまれています。

コンドル(Condor)がUDトラックスが販売する中型、小型トラックです。

2017年からはいすゞからのOEM供給を受けています。

歩行者や自転車等の検知も可能なプリクラッシュブレーキや交差点警報、車線逸脱警報、ミリ波車間ウォーニングなどの先進の安全システムを組み合わせ、安全性能を向上するとともに、ドライバーの疲労軽減や日々の安全運行に役立っています。

高効率を実現するエンジンは環境性能と積載性・燃費の高効率化を実現し、輸送コスト低減に大きく力を発揮しています。

 

・トヨタ

トヨタ自動車株式会社は愛知県豊田市に本社を置く日本で最大手の自動車メーカーです。

豊田佐吉が興した豊田自動織機が基となり、世界において日本を代表する自動車メーカーとなっています。

ダイハツ工業と日野自動車の親会社であり、SUBARUの筆頭株主でもあります。

豊田自動織機製作所自動車部時代は、社名中の「豊田」の読みが「トヨダ」でした。

これを1936年の新マークの公募にあった「トヨタ」を採用し現在にいたっています。

トヨタの中型車「ダイナ」は最大積載量1トンクラスの4ナンバーガソリン車から、中型8トン免許(旧普通免許)で運転できる4トン積載クラスまで取り揃えています。

この車名「ダイナ」は英語「Dynamic(活力ある、機動力ある)」を短縮した言葉です。

「物流ビジネスを支える、トラックの最先端へ」を謳い文句にフルジャストロー・ディーゼルハイブリット車のダイナは平ボディからドライバン・冷凍冷蔵車・車両運搬車などの特装車量も揃えています。

 

・マツダ

マツダ株式会社はコルクを生産する「東洋コルク工業株式会社」として創業されました。

屑コルクからコルク板を作り出して急成長し、戦中戦後の波に乗って三輪トラック、小型4輪トラックを開発し商用車と乗用車で成長を続けました。

戦後にロータリーエンジンの開発に成功しました。

長くフォードとの提携関係がありましたが、リーマン・ショック以降フォードの経営悪化によってグループから独立しています。

その後、トヨタ自動車と業務資本提携を結びトヨタがマツダの第2位の株主になっています。

中型トラックのタイタンはマツダの他のトラックと同じように高速で運転しても安定したハンドリングが出来る安心のトラックです。

先進安全装備が備えられており、可倒式パーキングブレーキレバーはドライバーのキャビン内での行動を制限しない思いやりのある設計となっています。

 

 

まとめ

今回の『豆知識』では5tトラックの解説をさせていただきました。

小さめの中型トラックである5tトラックは大型トラックほど荷を積むことは出来ませんが、大型トラックでは出来ない街中の小口配送が出来ます。

必要とあらば中距離くらいの運送であれば難なくこなすことが出来ます。

場合によって非常に重宝な5tトラックです。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからもさまざまな情報をお届けします。

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