トラックのオイル交換の時期は?目安や費用などを徹底解説!

トラックを駆動させるエンジンは数あるトラックの部品のなかでも最も重要な部品です。

この大切なエンジンの正常な稼働を支えるのがエンジンオイルです。

日常点検でオイルの状態を確認し、その色や粘度等や汚れ具合から判断することは一つの目安です。

他にも判断材料はあり、走行距離や使用時間なども大切な目安となります。

今回の『豆知識』ではこのエンジンオイルの交換時期の目安、交換にかかる費用を解説させていただきます。

 

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トラックのオイル交換の時期目安は?

エンジンにかかる負荷が大きいほどエンジンオイルは汚れます。

トラックの車両総重量、最大積載量が大きくなれば当然エンジンにかかる負荷は大きくなり早期でのオイル交換が必要になります。

トラックのサイズや走行距離、走り方によってオイル交換の時期は変わります。

 

・小型トラック

小型トラックである2tトラックは小回りのきく大きさであることから近距離での輸送に使われることが多いトラックです。

BtoCで個人宅への配送ではエンジンの始動・停止の繰り返しが多くオイルは早く汚れます。

走行距離10,000㎞~20,000㎞がオイル交換の目安となります。

 

・中型トラック

小型トラックより大きなサイズの4t車である中型トラックは長距離走行もこなします。

エンジンのサイズは大きくなり、その分負荷は軽くなり、オイルの汚れは少なくなります。

走行距離15,000㎞~40,000㎞がオイル交換の目安となります。

 

・大型トラック

大型トラックは長距離走行が中心となります。

エンジンのサイズは最大となり使用されるオイル量は中型トラックの倍以上になります。

高速道路の長距離の安定走行はエンジンの負担を軽くさせます。

走行距離20,000㎞~40,000㎞がオイル交換の目安となります。

 

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トラックのオイル交換が必要な理由

人間の身体に例えるならば心臓とも言えるトラックのエンジンです。

トラックの心臓を正常に作動させるためにオイル交換は必要なのです。

※ 出典:pixa bay

 

・トラックのエンジンオイルの役割

金属で出来ているエンジンのパーツをスムーズに動かすためにエンジンオイルはあります。

 

〈1〉潤滑作用

エンジンのシリンダー内のピストンは高速で上下運動し、しかもその他の部品のクランクシャフト、カムシャフトもすべて金属で出来ています。

金属製のこれらの部品がエンジン作動中に摩擦を起こさないようにオイルで皮膜を作って潤滑作用を生じさせています。

 

〈2〉洗浄作用

エンジン作動中に金属同士の摩擦をオイルが防いでくれますが、100%の防御ではありません。

どうしてもエンジン内で生まれてしまう金属粉を洗い流す役目も果たしているのがエンジンオイルです。

 

〈3〉冷却作用

エンジン内部での爆発による高熱をオイルが吸収します。

その熱をオイルパンから放熱させる冷却作用も持っています。

エンジンをオーバーヒートさせないための重要な冷却作用です。

 

〈4〉気密作用

金属同士のシリンダーとピストンとの隙間を埋めるのがオイルです。

この隙間が無ければシリンダー内をピストンが上下運動は出来ません。

この隙間にエンジンオイルが入り込むことによって気密性が高まりエンジンの出力が上がるのです。

 

〈5〉防錆作用

金属製のエンジンの大敵は錆です。

オイルによってエンジンには皮膜が作られて外気と直接触れないので錆びないのです。

エンジンオイルには防錆作用もあるのです。

 

・オイル交換しないとどうなる?

トラックのエンジンオイルの交換をしないでいれば、ここまで述べてきたオイルの役割が無くなり、または半減してしまいます。

そして、エンジンオイルも少しずつですが燃焼しますのでオイルは減ってしまいます。

しかもそのなかには汚れがたまっていきます。

潤滑作用は著しく低減し、洗浄作用は衰えます。

もちろん冷却作用も激減しますのでエンジンは高熱となり、最悪の場合火災につながってしまいます。

気密作用の力が衰え、エンジンの出力は低下してしまい、トラックとしての機能を果たせなくなってしまいます。

防錆作用が落ち、エンジンの腐蝕にまで至ればエンジンの交換、場合によってはトラックを乗り換えなければならなくなってしまいます。

オイル交換を怠って劣化したエンジンオイルを使い続けることはエンジンに致命的なダメージを与えることになります。

 

オイル交換にかかる費用

トラックのエンジンオイル交換にかかる費用はオイルの費用と交換手間である工賃から構成されます。

サイズの大きいトラックはエンジンも大きく使用されるオイルの量も多くなりコストは上がります。

長距離を走るトラックは走行距離に応じた回数のオイル交換が必要となりトータルでのコストは当然高くなります。

※ 出典:pixa bay

 

オイル単体の料金は目玉が飛び出るように高額なものではありません。

トラックのサイズの違いに準ずるエンジンの大きさでオイルの交換量と工賃が変わり、交換費用が変わってきます。

 

・小型トラック

オイル量は10L ほどです。

オイル単価は500円/L

工賃は1,500円前後です。

これを合計すると6,500円ほどになります。

 

・中型トラック

オイル量は15L ほどです。

オイル単価は500円/L

工賃は2,500円前後です。

これを合計すると10,000円ほどになります。

 

・大型トラック

オイル量は38L ほどです。

オイル単価は500円/L

工賃は4,000円前後です。

これを合計すると23,000円ほどになります。

なおこの工賃とオイル単価は地域や交換する場所(整備工場・給油スタンド・カーショップなど)で変わりますので、参考価格としてご認識ください。

 

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まとめ

日々の車両点検のなかでもエンジンオイルの日常点検は基本中の基本です。

トラックの日常点検は未然に不具合を発見し交通安全や環境保全につながります。

しかし、それ以上に大切なことはトラックをいつも最高の健康状態で走行させることです。

オイル交換によってエンジンの負担は軽くなり、燃費は軽減され、いつまでも良好な状態のトラックは万が一手放すことになっても高額な買取を期待できます。

愛車であり、業務車両であるトラックが最後まで皆様のために貢献できるようにトラックファイブはお手伝いさせていただきます。

 

オイル交換と同様に重要な『豆知識』の過去記事の「タイヤ交換」もご参考にしていただければ幸いです。

(過去記事)

『トラックのタイヤ交換はいつするべき?適切な交換時期の見極め方!』

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