
トラックの寿命は何年? 走行距離やメンテナンスのポイント、買い替えのタイミングを解説
いつかはやってくるトラックの寿命。その時がきて、あわてて対応を考えるのではなく今から準備をしましょう。まずはトラックの寿命を知り、その寿命を延ばす方法、買い替えのタイミングを知ってください。無駄になってしまうメンテナンス費用や修理費用を捻出することなく、ベストなタイミングでベストな買い替えを実現してください。
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目次

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トラックの寿命はどのくらい?
さて、トラックの寿命はどれくらいなのでしょうか。下記は少し古い資料ですが、(社)全日本トラック協会が2010年に作成した平均車齢を年ごとに追ったグラフです。
トラックの平均車齢は年々伸びており2010年では大型・中型車10.34年、小型車9.21年になっています。ここでも平均的な車両の使用年数(時間での寿命)は10年強と読み取れます。そして、人間の平均寿命と同じである平均使用年数は、2010年では中型・大型車14.87年、小型車11.92年となっています。
平均使用年数とは新規登録してから抹消登録(廃車時の手続き)するまでの平均年数です。
そして、一般財団法人 自動車検査登録情報協会が発表する2021年3月末の貨物車の平均使用年数を見ると、15.73年で前年より0.42年延び、9年連続の増加で過去最高となっています。この中でも中型・大型トラックを中心とする普通貨物車は、17.99年で前年に比べ0.28年延び、9年連続の増加で、これもまた過去最高となっています。
※引用のURL 一般財団法人 自動車検査登録情報協会『平均使用年数』
https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv000000wkpt-att/r5c6pv000000wkq8.pdf
このようにトラックを新規登録してから抹消登録までの寿命は着実に延びています。
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トラックの寿命は走行距離が影響する
トラックの寿命である使用年数は、15年前後まで延びています。しかし、トラックの寿命は単に年数ではなく「走行距離」が大きく関係します。輸送に特化したトラックは走るために設計・製造されており、車両のサイズごとに決められた最大積載量を余すことなく積載できます。
その積載荷重は当然トラックに負荷をかけ、各部品や装置を劣化させていきます。日々の走行距離数は、エンジンの駆動部であるエンジンや足回り、車体に毎日負荷をかけ、寿命を削っていくのです。
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【積載量別】トラックの平均寿命
一般的に言われるトラックの走行距離数の上限は、下記表のようになります。
トラックサイズ | 平均寿命となる目安の走行距離数 | 走行での特徴 |
小型トラック(最大積載量3t未満) | 約20万km | 街中での小口配送に使用されることが多く、「アイドリングストップ」が叫ばれる環境重視の昨今、配送件数だけエンジンの始動と停止を行い、その分エンジンに負担をかけてしまいます。 |
中型トラック(最大積載量3t以上6.5t未満) | 約40~50万km | 小型トラックより一度の走行距離は長く、重いものを運ぶのでその分、頑丈に設計されています。 エンジンの始動と停止の回数は減りますのでエンジンへの負担が減ります。 |
大型トラック(最大積載量6.5t以上) | 約70万km | 使用用途は長距離の高速道路を利用しての走行が中心になり、一定速度での走行、エンジンの始動と停止の回数は少なく、負担はかなり減ります。 |
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トラックの平均寿命が普通自動車よりも長いのはなぜ?
トラックの平均寿命が普通自動車よりも長いことには、理由があります。その理由は頑丈に設計・製造された構造と、大きさです。
重量のある荷物を輸送する目的で設計・製造されたトラックのエンジンは普通自動車のエンジンよりも大きく、高トルクによる低い回転数での走行が可能で、しかも高馬力による高速道路での長時間・長距離の走行が可能です。これによってエンジンの負担は低く抑えられます。
全体的な構造は乗用車よりシンプルでメンテナンスもしやすく作られています。そして、毎年の車検、法定で義務付けられた定期点検はトラックの健康状態を維持してくれます。そればかりか、プロのドライバーによる日々の配慮が影響しています。
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トラックの寿命を延ばすためのポイント
トラックの寿命を延ばすための大切なポイントがいくつかあります。すべては人間が行うことです。我が子を育てるのと同様にトラックと日々付き合い、寿命を延ばしてください。
・丁寧な運転を心がける
日々の丁寧な運転の積み重ねがトラックの寿命を延ばしてくれます。大切なのは、トラックに過度な負担をかけないことです。ただでさえ、重量のある荷物を積んでいます。
どれだけ頑丈に設計・製造されていようとも走行中の急発進・急ブレーキ・急ハンドルはトラックのエンジンや足回り、そして車体各所に大きな負担をかけます。優しく丁寧な運転を日々心がけることがトラックの健康維持となり寿命を延すことにつながります。
・過積載をしない
過積載を行わないことも、前項の「丁寧な運転を心がける」と同様な考え方です。設計荷重をオーバーした過積載はエンジンに余計な負荷をかけ、足回りや車体に大きな負担をかけてしまいます。それに過積載はルール違反で、非常に重い処罰が待ち受けています。
決して過積載を行うことはなく、できる限り、7~8割の積載量に抑えることを心がけることがトラックの寿命を縮めないことにも、燃費向上にもつながります。
・定期的にメンテナンスをする
トラックの寿命を延ばすには、こまめなメンテナンスが欠かせません。冷却水の不足はオーバーヒートの原因となり、エンジンに深刻なダメージを与える恐れがあります。また、エンジンオイルが劣化すると部品が摩耗しやすくなり、燃費が低下するだけでなく、エンジンの寿命も縮みます。
タイヤの点検や空気圧の管理も重要で、これにより燃費が向上し、車体やエンジンへの負担が軽減されます。これらの基本的なメンテナンスを怠ると修理費が増え、結果的にトラックの寿命を短くしてしまう可能性があります。適切な定期的なメンテナンスを続けることで、トラックはより長く信頼性を保ちながら稼働することができます。
公益社団法人全日本トラック協会が公表している、業務用トラックの点検基準を参考にしてください。以下に続く項でそれらの説明を続けます。
自家用トラックの場合にもこの点検基準を参考にしてください。
※全ト協『トラック点検基準』
https://jta.or.jp/ippan/hayawakari/14-sonota.html
1.冷却水の点検・交換
トラックの寿命を延ばすためには、冷却水の点検と交換が欠かせません。冷却水の役割はエンジンの温度を一定に保つことで、これによりオーバーヒートを防ぎます。冷却水が不足すると、エンジン内部の部品が過熱し、ダメージを受ける可能性があります。
また、古くなった冷却水は防錆効果や冷却効果が低下し、ラジエーターやエンジンに悪影響を及ぼします。定期的に冷却水の量を確認し、適切なタイミングで交換することで、エンジンの性能を維持し、トラック全体の寿命を延ばすことができます。小さなケアが、大きな問題を未然に防ぐ鍵となります。
2.エンジンオイルの点検・交換
トラックの寿命を延ばすためには、エンジンオイルの点検と交換が重要です。エンジンオイルは内部の部品を潤滑し、摩耗を防ぐ役割を果たします。加えて洗浄作用、冷却作用を持ちます。
しかし、時間と使用状況によりオイルは劣化し、潤滑性能が低下します。これが原因でエンジン内部がダメージを受け、燃費が悪化することもあります。
さらに、古くなったオイルがエンジン内部に汚れを蓄積し、故障のリスクを高める可能性もあります。定期的な点検でオイルの状態や量を確認し、適切なタイミングで交換することによって、エンジンの性能を維持し、トラック全体の寿命を確保できます。小さなメンテナンスがトラックの寿命を延ばします。
3.タイヤの点検・交換
トラックの寿命を延ばすためには、タイヤの点検と交換も欠かせません。タイヤは唯一道路と接する部分で、その状態が走行の安全性や効率に大きく影響します。適正な空気圧の維持は燃費を向上させ、車体やエンジンへの負担を軽減する効果があります。
また、摩耗したタイヤを放置すると、走行中のスリップやパンクなどのリスクが高まり、交通事故につながる可能性もあります。定期的にタイヤの状態を確認し、摩耗が進んでいる場合や劣化が見られる場合には、速やかに交換することが重要です。
これにより、トラック全体の寿命を延ばすだけでなく、安全かつ効率的な運行が可能になります。
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トラックの買い替えのタイミングはいつ?
では、トラックの買い替えのタイミングはいつになるでしょうか。存分に活躍してもらって、高額で買い取ってもらえる損益分岐点ともなる買い替えのタイミングをつかみたいものです。
最後にそのタイミングを紹介します。
・走行距離が平均寿命を超える前
トラックの買い替えを平均寿命の走行距離がやってくる前に行う理由は、修理費の増加や故障リスクを避けるためです。走行距離が増えると、エンジンや部品の劣化が進み、不具合が頻発する可能性があります。
また、中古車としての価値も走行距離が短いほど高くなり、買い替えコストを抑えることができます。これらの理由を考え、走行距離が平均寿命を超える前に、効率よく新しいトラックに買い替えることで、運行の安全性や経済性を維持できます。
・修理費用がかさむ前
走行時間と走行距離によってトラックの各部品・各装置のすべては経年劣化していきます。日常のメンテナンスを行っていても経年劣化を免れることはできません。
エンジンの異音や異臭、ブレーキの効きの悪さ、クラッチの滑りや加速が悪いなど、走行中、異常を感じる時期がやってきます。そのような気をつけなければならない症状が増え、修理費用がかさみ始める前が、買い替えのタイミングとなります。
・使用年数が7年目~10年目になるとき
新車のトラックを使用する際には、使用年数が7年目~10年目になるときが買い替えの目安であるとお考えください。7年を境にしてトラックに不具合が出てくるという意味ではありません。それはトラックのフルモデルチェンジが約10年で行われるからです。
トラックも『型落ち』では高額査定の期待はできませんので、フルモデルチェンジする前の買替がベストのタイミングになります。モデルチェンジの時期を意識して買い替えのタイミングを見計らうことは、高価買取につなげる大切なことになります。
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買い替えの際は必要書類やトラックの情報をまとめてお
買い替えのタイミングをつかんだら、なるべく早く売却に結び付けてください。トラックの買い替え時に必要書類やトラック情報をまとめておくと、手続きが効率的に進みます。
例えば、車検証や点検記録簿、修理履歴記録を用意しておくと、販売価格の適正な判断が可能になります。また、トラックの使用履歴や走行距離を明確にしておくことで、買取業者とのコミュニケーションが円滑になります。
これらのトラックの情報をまとめておくことによって、時間を節約しつつトラックをスムーズに買い替えることが可能になります。
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まとめ
トラックの寿命は必ずやってきます。売却・買替のタイミングをつかまえ損ねると高額な買取価格を期待できないばかりか、そのまま維持すればメンテナンスや修理に多くの費用が必要になる可能性が出てきます。
トラックの寿命のくる前に、将来の良きパートナーとなるトラック買取業者とのお付き合いを今から始めてください。
トラックファイブは誠心誠意、ご相談にのり、より良い買取を実現できるように努力します。皆さまからのご連絡を待ちしています。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
