油圧ショベルとは?基本的な要素から必要な免許までを解説

建設業界を中心に重機のなかで欠くことの出来ないものがこの油圧ショベルです。

「油圧ショベルとは?」の基本的な要素から、必要となる免許・資格までを今回の『豆知識』で解説します。

 

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油圧ショベルとは

・油圧ショベルの基本構造

多くの油圧ショベルはクローラー(キャタピラー)で自走しますが、タイヤでの自走が可能なホイール式油圧ショベルもあります。

エンジンの力を油圧に変えて、ブームの先に取り付けられたバケットを操作して、運転席の前方にて掘削、掘削土の移動、ダンプなどへの積込みを行います。

・油圧ショベルの特徴

一度に大量の土砂の掘削を行うことが可能で、その土砂を一度に移動・積み込みできることが油圧ショベルの大きな特徴です。

油圧ショベルのサイズを示す「コンマ5」「コンマ9」は0.5㎥、0,9㎥のことです。

1㎥は縦・横・奥行きが1mの長さの立方体です。

この1㎥は水の重さに換算すれば1t、コンクリートの重さに換算すれば2.3tにもなります。

それを軽々とバケット一すくい、もしくは二すくいで行ってしまうのです。

・油圧ショベルの種類

油圧ショベルのうち、機体の重量が6t以下、バケット容量が約0.25㎥以下のものを「ミニユンボ」という名称で種類分けしています。

大きなものは中型や大型油圧ショベルがあり、機体重量が10t近く、バケットが5㎥もある大きなサイズのショベルまであります。

作業の必要に応じて多くの種類からの使い分けが可能です。

・油圧ショベルの用途

油圧ショベルの種類ともなるのが用途です。

作業の必要に応じてブームの先にあるバケットの交換や、ブームを長いものに取り換えて作業することが可能です。

掘削・積込み作業ばかりでなく、バケットを破砕用やつかみ用のアタッチメントに換えることで、解体作業や産業廃棄物処理工場での作業が可能となります。

そして、クローラー前方に排土板(ブレード)を取り付けることによって整地作業などを行うことも可能です。

 

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油圧ショベルの基礎知識

・各部名称と動き

油圧ショベルは大きく3つの部位で構成されています。

1つ目は作業装置と呼ばれる「アタッチメント」で、ブーム、アーム、バケットで構成されています。

人間の腕と同様の原理からなるアタッチメントは、ブームが上腕、アームが前腕、バケットが手の平と考えてください。

2つ目は「上部旋回体」です。

運転席を備え、エンジン、油圧ポンプなどの動力源を積み、掘削や揚重で機体を安定させるためにカウンターウエイトを備える部分です。

3つ目は「下部走行体」で、クローラーを備え、重い機体全体を走行させるための機器で構成されています。

・作動の仕組み

その名称のとおり油圧の力で油圧ショベルは作動しています。

その油圧のもとになるのはディーゼルエンジンです。

昨今の地球環境問題、ゼロカーボンを念頭にしたモーターによる電動式や双方を合わせたハイブリッド式のショベルもありますが、作動は油圧の力によります。

電動式は、トンネルや建造物内での密閉された空間において、排気ガスを出さないで行う作業のために実現化されているのですが、長時間作業時の電源などの問題が残されています。

トラックのEV化と同様に長時間高出力を持続する電源の開発が課題です。

・仕様について

パワーがある油圧ショベルの難点は、作業場所の広さにある程度余裕が必要なことです。

ブーム、アーム、バケットで構成されているアタッチメントと、機体を安定させるために後部に積んだカウンターウエイトは、旋回させるためにそれなりの余裕がある空間が必要になります。

安全第一で作業できるようにいくつかの仕様が用意されています。

 

・後方小旋回タイプ(標準機仕様)

前後ともに上部旋回体とアタッチメントがはみ出しており、旋回のためには広い場所が必要なタイプです。

・後方小旋回タイプ

上部旋回体の後部がクローラーからはみ出さないようになっています。

狭いスペースで作業が可能で、操縦しやすいタイプです。

・超小旋回タイプ

クローラーから前後ともにはみ出さない小スペースですが、旋回が可能で作業の出来るタイプです。

 

油圧ショベルに必要な運転免許

・免許と資格の違い

ここで言う免許は公道を走る自動車運転免許のことです。

クローラー式(キャタピラー式)の油圧ショベルは公道を走行することはできませんが、ホイール式(タイヤ式)の油圧ショベルは公道を走行できます。

この場合、ホイール式油圧ショベルの大きさに合った運転免許が必要となります。

資格は、操作のために必要な国交省認可の資格です。

車両重量3t以上の油圧ショベルの運転操作には「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)運転技能講習」、車両重量3t未満の油圧ショベルの運転操作のためには「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)の運転に係る特別教育」の受講が必要になります。

・取得方法と費用

資格取得のための運転技能講習・特別教育は、全国にある教習所で受けることができます。

これらの教習所は都道府県にある労働局長登録教習機関であり、建機メーカーが運営する教習所もそのなかに含まれています。

取得費用はその他の保有運転免許・資格によって変わってきます。

詳細は『豆知識』関連過去記事をご確認ください。

※関連過去記事

『ユンボ(パワーショベル)の運転に必要な資格・免許は?取得方法や費用を解説』

2023.09.01

 

・免許、資格を活用できる10の業種

油圧ショベルの免許・資格を活用して就くことが出来る10の業種です。

・土木建築業における基礎工事、地下工事

・道路建設業

・解体業

・造園・石材業

・水道・管工業

・林業

・農業、酪農業

・砕石、砂利採取業

・港湾荷役業

・産業廃棄物処理業

 

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まとめ

各業界で活躍している油圧ショベルにも時代の波がやって来ています。

遠くない将来に、カーボンゼロを目指す世界に合わせた電気化や化石燃料以外の動力を持つ油圧ショベルに変わっていき、また、働き手不足への対応や働き方改革の波に乗って無人・自動操縦の油圧ショベルも登場してくることでしょう。

この先、時代に合わせて効率的に燃料を消費し、環境に優しい油圧ショベルに乗り替えていかなければなりません。

そのようなタイミングがやって来ましたら、是非トラックファイブにご一報ください。

高価買取を実現し、乗り替えのお手伝いができるように努力します。

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

【参考】油圧ショベルの買取相場・実績をこちら

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