エッセンシャルワーカーと商用車両 ~相棒の『商用車両』たちの明暗~

新型コロナウイルスとの共存はまだ定着することは無いまま、新しい局面を向かえ私たちはさらなる岐路に立たされているのではないでしょうか。

新型コロナウイルスの蔓延は経済活動を停滞させ、日本も初めての『緊急事態宣言』を経験しました。
それでも仕事を止めてしまうことも、在宅勤務やテレワークも行うことは出来ず、これまでと同様に淡々と自身のミッションを遂行しなければならないのが『エッセンシャルワーカー』と相棒の『商用車両たち』です。

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◎『エッセンシャルワーカー』と三密

新型コロナウイルスの集団感染の共通点である三密、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」の三つがそろう場所に集団感染の可能性が高まるとされています。

この三密と完全にバッティングしてしまう『エッセンシャルワーカー』たちですが、特にこの三蜜が濃くなるのが人員の輸送を行う航空機、鉄道、バス、タクシーです。

すでにご周知されているように大打撃を受けています。
かつては大学生が就職したい企業に常連だったJAL、ANAに三密は直撃し、各国のロックダウン、海外渡航の禁止も加わり、人員削減、手当の削減などその見る影はありません。

同じ『エッセンシャルワーカー』である家電大手のノジマが接客に問題が無いだろうとJAL、ANAの両者の出向を受け入れると発表したのはこれまでの状況を考えると皮肉な話です。

◎自動車メーカー、架装メーカー各社の動き
自動車メーカー、架装メーカー各社が新型コロナウイルスの根本的な対策を行うことは出来ません。
感染者や感染可能者との分離や除菌等の現況への対応となってしまいます。
そんな中、感染者搬送車両を各社が開発しています。

・マツダの取り組み
「新型コロナウイルス感染症軽症患者等向け搬送車両」の開発。

医療従事者の感染リスクは自動車という密室である個室に感染者と一緒に乗り込むことによって高まります。
しかしこれを避けて感染者の搬送は出来ません。
マツダが開発したのは自力で乗車出来る軽傷感染者の搬送車両です。

現場からの要望を実現させています。
それは、後部席の居住性と快適性の確保、後部との隔離を完全にしながらの後方視界
の確保、そして感染者との会話の確保です。

この三点の現場からの要望を実現させました。
ベース車両に大型SUVのCX-8を採用することによって後部席の居住性と快適性を確保しています。
FRP製の隔壁を後部席との間に設置し、隔壁で完全に感染者の居住空間と分離して感染リスクを低減させています。
後部との隔離を完全にしながらの後方視界の確保のためにポリカーボネート製の窓を設置しています。

社内装備は毎回の消毒作業の負担軽減を考えてゴム素材のフロアマット、座席にはビニールカバーを採用しています。

そして一番の特徴はFRP製の堅固な隔壁を設けることによって前後の空間に圧力差を作れたことです。
医療従事者の乗り込む前室には「外気導入固定化」のエアコンシステムを採用して正圧にし、感染者の乗り込む後室空間にはリアブロアファンを設置して社外に排気して負圧にして後室の空気は前室に流れ込むことは無いように設計されています。
後室から外部に排気する空気はHEPAフィルターという高性能フィルターで濾過してウイルスを外部にまき散らさないよう配慮しています。

・トヨタの取り組み
トヨタ自動車は新型コロナウイルスに感染した軽症患者の移送用に開発した車両1台を4月千葉県に提供しています。
車両タクシー専用車両「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」をベースに、開発・架装を行なった感染患者移送専用車両です。

主な特徴は前室および後室の間に設けられた隔壁で前室を陽圧、後室を陰圧として感染された後室の空気が前室に循環しないようにコントロールできる「飛沫循環抑制車両」となっていることです。

・その他架装メーカーの取り組み
既存車両への後付けの新型コロナ対策として、バスへの対応の運転席と乗客席とのビニールでの仕切り、座席のビニールカバー、ビニール製のカーテン、各所カバーを抗菌性ビニールを用いて製作し、飛沫感染や接触感染に対応するものを用意しています。

いずれにしても目を見張るような解決策のようなものはありません。
基本的には『エッセンシャルワーカー』たちのその時の状況、現況での判断と対応に頼るしかありません。
そして、根本の解決は科学者たち専門の研究者たちの仕事です。

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◎『商用車両』たちの明暗

不可抗力の、言わば天災と同様のこの新型コロナウイルスは『エッセンシャルワーカー』と相棒の『商用車両』たちの明暗を分けました。

『人』を運ぶか『物』を運ぶかです。
都市封鎖、ロックダウンで『人』の移動が制限されました。
『人』は移動しなくとも生活はしなければなりません。
その生活には必ず『物』は必要です。

そして『物』の運送は、運ぶ『物』によって明暗が分かれてしまいました。
輸出入は停止しコンテナ貨物は減り、世の中は停滞して各業界工場は生産調整に追い込まれ材料や生産品の流れが滞り定期便でもある『特積み』が減ってしまいました。
それに対して誰もが家に籠る時間が多くなり、ITの効用であるネットでの買い物の激増、『BtoC』の激増により二次輸送である小口運送は増えました。
この宅配運送の激増で『物』を運ぶことにおいての被害は全体的に見ると大きくはありませんでした。

『人』の移動の制限は航空・陸上とも大打撃を受けました。
各国の移動制限もあれば、三密の代表選手のような航空機を利用する人間はおらず、一年前に誰も想像もできなかった現実があります。

鉄道の利用客も激減し、勤務スタイルの変わった通勤客がもとの数に戻ることはないでしょう。
バスも座席の間引きで客を乗車させてこの状況がいつまで続くのか誰にも分かりません。
そして、恐ろしいのはこの新型コロナウイルスのこの先と、今後また同様な未知のウイルスの登場があったり、追い打ちをかける天災が無いとも限らないことです。

多くの制限や人々の恐怖心、ここまで変わってしまった生活スタイルで日本経済が100%もとに戻ることは無いでしょう。
しかし、第二次世界大戦のあと焼け野原だった日本を復興させ、阪神・淡路大震災、東日本大震災のような大きな不幸にもめげることなく前進してきた私たちです。
自分たちの能力とそれによって拓くことの出来る明るい未来を信じて新型コロナウイルスとの共存できる生活を模索し、これまでとは違う価値観のもとより住みよい世界を構築していかねばなりません。

そのためには『エッセンシャルワーカー』たちの表に出てこない日々の業務が私たちの毎日を支えてくれていることを再認識し、今後AIにより変革されていくであろうこの『エッセンシャルワーカー』たちの仕事にも注目していかないとなりませんね。

まずは、これから世に進出していく女性たちと新首相の発言で加速化されていくデジタル化によって自動運転やそれによって派生していく業態が大きく変えていくのかも知れません。

そんな未来を想像しながらTRUCK FIVEを運営するZEALは、『エッセンシャルワーカー』たちとその相棒の『商用車両』を応援しています。

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