車の傷の修理代はいくら? 部位・状況別の相場や修理業者別の特徴、安く抑える方法を徹底解説!

今回の『豆知識』では、車両の傷とその修理代について解説します。荷降ろしが必ずある商用車両のトラックに、ある程度の傷は付き物です。しかし、走行中や荷の積み降ろし時のアクシデントによる大きな傷は、そのままにしておくわけにはいけません。早急な対応と、定期的なメンテナンスをおすすめします。
サビなどの二次的な被害に発展してしまう場合もあれば、そのままでは会社のイメージダウンにもつながりかねないからです。
傷ができた部位による修理代の目安や、修理の依頼先を紹介しますので、最適な解決策を見つけていただければ幸いです。

 

 

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目次

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車の傷の修理代が決まる主なポイント

車両に付いた傷の修理代の主な内訳は、修復費用と塗装費用です。それらが決まる主なポイントを紹介します。

 

・傷の深さ・範囲

車両の傷の修理代が決まる主なポイントの一つ目は、傷の深さとその範囲になります。
傷は、へこんでいればもとに戻し、裂傷に至っていれば当て板を裏から溶接し、ボディ表面をきれいにして、さらにコンパウンドして表面の凸凹を完全になくさなければなりません。そして塗料の密着性を高めるために下地塗装を行い、防サビ処理を行い吹き付けなどで仕上げ塗装を行います。
もとのボディカラーに合わせるための調整や、関係ない部分に塗料が飛び散らないように養生も行い作業します。そのため傷の深さや広さによって費用はかさむことになってしまいます。

 

・傷の場所

前項で紹介したように、車両のボディ修復にはいくつかの工程が必要となります。この工程において手間がかかればかかるほど、作業時間は増え、作業員の手間は増えてしまいます。その結果、修理費用が高額になってしまいます。傷の場所が修理費を高額にする原因にもなります。
トラックでも、他の車両でも、ボディは一枚の鉄板ででき上がっているわけではありません。ボディ横などの平らな鉄板の傷と、ボディ角部の鉄板のキズの場合では手間が大きく変わってきます。塗装作業に入る前にボディを構成する複数枚の鉄板を取り外さないとなりません。そして仕上げ塗装までの各工程を済ませて、また組み立てなければならず、その分費用は上がってしまいます。
そのため傷の場所によって修理代が変わってしまいます。

 

・へこみや歪み

へこみや歪みの状況によって修理代は高額になる可能性が非常に大きいです。再塗装を行う前にへこみや歪みを修復しなければなりません。その修復作業が簡単なものではないのです。
へこんだボディ表面をもとの状態に戻すには、裏から叩き出したり、デントリペアという吸盤を使った外部からの引っ張りでもとに戻す方法や、パテでへこんだ部分を埋めてしまう方法など、板金加工の技術がや特殊な技術が必要になります。
そのような手間によって作業工程が増えてしまい、修理代は高くなってしまうのです。

 

・ボディカラー

ボディカラーによって修理代は変わってきます。日本の塗装技術は非常にレベルが高く、塗料の品質も高いです。そのため、塗料には非常に高価なものもあります。もちろん品質が高く、耐久性や防サビ性も非常に高いものです。
そして、長年乗ってきたトラックの色は日々の走行により、日照や温度の寒暖によって劣化が起こっており、もとの色から多少の変色を起こしています。同じ品番の塗料を使用して若干の色違いを起こしてしまいます。プロの塗装工は色合わせを行って、なるべく修理跡を目立たせないようにします。パール色などの特殊塗装の場合も同様です。
プロの塗装工の手にかかり、もとのボディカラーを取り戻すためにはそれなりの修理代が必要になってしまうのです。

 

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【部位別】車の傷の修理代の相場

ここで部位別の修理代の相場を紹介します。トラックと普通車では修理費に差が生じることがあります。トラックは大型車両であるため、部品のサイズや材質、作業の複雑さが普通車と比べると、修理費用が高額になる傾向があります。
しかし、トラックに特化した修理費の詳細なデータが限られているため、ここでは普通車の修理費をもとにトラックの場合を推定しています。地域や、修理場所で修理代の相場は変わってきますので参考相場としてご覧ください。
各部位の紹介もあわせて確認ください。

 

修理部位 修理代 備考
バンパー 5万円~10万円

 

 

8万円~15万円

・擦り傷(塗装のみ)
トラックは部品が大きく、材質が樹脂製の場合もある

 

・へこみ(板金+塗装)
普通車より部品が大きく、作業時間が増えるためやや高額

フェンダー 8万円~15万円

 

 

12万円~20万円

・擦り傷(塗装のみ)
トラックはフェンダーが大きく、塗装面積が広いため普通車より高め

 

・へこみ(板金+塗装)
板金作業の難易度が上がり、トラックの構造上、費用が増加

ドア 8万円~15万円

 

 

12万円~20万円

・擦り傷(塗装のみ)
トラックのドアは大型で、塗装範囲が広い。

 

・へこみ(板金+塗装)
ドアの構造が複雑で、板金作業に時間がかかる

荷台 10万円~20万円

 

15万円~30万円

・擦り傷(塗装のみ)
荷台は面積が広く、アルミや鉄製の場合が多いため塗装費用が高額

 

・へこみ(板金+塗装)
荷台の材質(アルミなど)や形状により作業難易度が上がる

 

・バンパー

トラック前部(フロントバンパー)や後部(バックバンパー)に取付けられる部品です。普通車などと同様で、事故時の衝撃の吸収や、小さな接触により生じる傷から車体を守ってくれます。
車両総重量8t以上もしくは最大積載量5t以上のトラックにはサイドバンパーの装着も義務付けられています。
バンパーの修理代の目安は擦り傷(塗装のみ)で5万円~10万円、へこみ(板金+塗装)で8万円~15万円です。バンパーには反射板やライトが組み込まれている場合があり、修理費用は損傷した場所によって変わります。

 

・フェンダー

フェンダーは、車輪(タイヤ)の上部を覆うボディパーツです。トラックのフェンダーの役割は、タイヤからの飛散物避け、走行時の空力抵抗の向上、そして、車体保護などです。タイヤハウス全体を覆う形状となっており、傷のつきやすい場所です。
大型トラックでは、フェンダーが複数パーツで構成されている場合があり、部分的な交換ができるように設計されたトラックもあります。
修理代の目安は擦り傷(塗装のみ)で8万円~15万円、へこみ(板金+塗装)で12万円~20万円です。トラックのフェンダーは、機能性と耐久性が求められるパーツであり、修理や交換の際には専門知識を持つ修理工場を選ぶことが重要になります。

 

・ドア

トラックのドアは、主に乗員の乗降や安全確保のためにあります。トラックのキャビンは高い位置にありますのでドライバーや助手の頻繁な乗降を助けるためにドアの下部にはステップが設けられていることが多いです。安全性の確保のために頑丈に作られています。
サイドミラーが取り付けられている場合もあり、ドア周りには防音、防水のためにゴム製シールが施されています。
修理代の目安は擦り傷(塗装のみ)で8万円~15万円、へこみ(板金+塗装)で12万円~20万円です。

 

・荷台

荷台は商用車であるトラックの一番大切な部分です。資材、商品、機械などさまざまな貨物を安全に運搬するためのスペースを提供できるよう設計されています。
外部の風雨や衝撃から貨物を守り、防水性や耐久性が求められ、荷台にカバーや幌が取り付けられることもあります。荷台にはアオリだけの平ボディトラック、アルミ荷室のアルミボディトラックなど、さまざまでその材質もさまざまです。
修理代の目安は擦り傷(塗装のみ)で10万円~20万円、へこみ(板金+塗装)で15万円~30万円です。荷台の形状、材質で大きく変わる可能性があります。

 

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【状況別】車の傷の修理代の相場

さまざまなケースでのトラックの修理代の相場を紹介します。トラックに特化した修理費の詳細なデータが限られているため、普通車の修理費をもとにトラックの場合を推定しています。
また、地域や、修理場所でも修理代の相場は変わってきますので参考相場としてご覧ください。

 

・ブロック塀に擦った

トラックがブロック塀に擦った場合の修理代は、損傷部位や程度により変わってきますが、15万円~35万円が一般的な範囲と考えられるでしょう。

・アオリを擦って塗装が剥がれた場合、10万円~20万円(塗装のみ)
・フェンダーとドアに擦り傷+軽度のへこみ
フェンダー:擦り傷+軽度のへこみ(板金+塗装)→12万円~20万円
ドア:擦り傷(塗装のみ)→8万円~15万円

合計:20万円~35万円

・バンパーと荷台に擦り傷
バンパー:擦り傷(塗装のみ)→5万円~10万円
 荷台:擦り傷(塗装のみ)→10万円~20万円

合計:15万円~30万円

さらに複数部位に損傷がある場合や、へこみが深い場合は、さらに高額になる可能性があります。正確な金額を知るには、トラック専門の修理工場や板金塗装業者に見積もりを依頼するのが確実です。

 

・縁石で擦った

トラックが縁石で擦った場合に傷が付きやすいのは足回りとなります。縁石の高さや接触の角度によりますが、バンパー、フェンダー、荷台下部などを損傷します。
トラックが縁石に擦った場合の修理代は、損傷部位や程度によりますが、5万円~35万円が一般的な範囲と考えられます。縁石との接触は主に擦り傷が中心となり、塗装による修理が中心となります。

・フロントバンパーが縁石に擦れて塗装が剥がれた場合
バンパー:擦り傷(塗装のみ)→5万円~10万円
軽度のへこみ(板金+塗装)→8万円~15万円

・フェンダーと荷台の側面下部が縁石に擦れた場合
フェンダー:擦り傷(塗装のみ)→8万円~15万円
荷台:擦り傷(塗装のみ)→10万円~20万円

合計:18万円~35万円

 

ブロック塀で擦った場合と同様に、正確な金額を知るには、トラック専門の修理工場や板金塗装業者に見積もりを依頼するのが確実です。

 

・ひっかき傷ができた

ひっかき傷の場合も、その部位や深さによって修理代は大きく変わってきますので、目安としてお考えください。浅い場合と深い場合で修理工程が変わってきて、費用も変わってきます。

・荷台の側面(アオリ)に浅いひっかき傷ができた場合
荷台(アオリ):研磨及び部分塗装→8万円~15万円

荷台の側面は面積が広く、塗装費用が高くなります。

・フェンダーに金属まで達する深いひっかき傷ができた場合
フェンダー:板金+塗装→12万円~20万円

パテ埋めや全体塗装が必要となり、修理費用は高額になります。

 

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修理業者別の特徴や費用感を比較

トラックの傷の修理にはいくつかの業者を選択できます。それぞれの特徴、費用感を紹介します。

 

・ディーラー

まずは、ディーラーです。購入先であるならば、ディーラーに任せれば間違いありませんが、会社の経営を考えて費用対効果を考慮しなければなりません。ディーラーは、メーカー指定の正規サービスを行っており、それを外れるわけにいきません。部品交換であるならば純正品での交換です。
安心感と品質の保証を同時に買うことになり、そのため費用は一番高くなります。しかし、正規サービスでの整備・交換作業ではない、板金塗装作業などは外注先に出すことのほうが多いです。その費用にディーラーの大きな経費が加わって、総額はどうしても高くなってしまいます。修理部分によって、その金額は変わってきます。

 

・板金塗装専門店

ディーラーも外注先とする板金塗装専門店です。その技術は間違いなく、安心して修理を任すことができます。しかし、その技術は専門店によって差があります。
インターネットでの口コミや、評判を聞いて判断してください。ディーラーよりも間違いなく安い費用で修理が可能です。お近くに複数の板金塗装専門店があるならば、相見積を取るのも一つの方法です。評判の情報を手に入れて、相見積を取って板金塗装業者を選定してください。

 

・カー用品店・ガソリンスタンド

カー用品店やガソリンスタンドでトラックの傷の修理をしてもらう方法もあります。カー用品店やいつも利用するガソリンスタンドで希望する対応をしてもらえるならば、非常に都合が良いです。どちらも気軽に飛び込める便利さがあります。
急な修理の対応を即座に受け付けてもらえるならば、それほど効率よいことはありません。そして費用は、ディーラーや板金塗装専門店よりリーズナブルに設定されているのが一般的です。業務に忙しい方に向くカー用品店・ガソリンスタンドです。
ただし、傷の程度や深さ、種類によっては対応不可能な場合もあるでしょうから、そのように心得ておく必要があります。

 

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車の傷の修理代を安く抑える方法

トラックの傷の種類やそれをどのように修理するか、その修理を行うのはどんな業者なのかがわかれば、次はいかに修理代を安く抑えるかです。ここでは修理代を安く抑える方法を紹介します。

 

・複数の業者から見積もりを取る

板金塗装業者に頼む場合には、複数の業者から見積もりを取ってください。トラックの傷の状態を見てもらい、まずは一社から見積書をもらってください。その見積もりの項目だけは、他社にも合わせてもらってください。各社の見積書の比較をしやすくするためです。
修理範囲(面積や長さ)は違いがあっても、項目が同じであって、最終的にその項目に納得できるのであれば問題ありません。せっかく見積りを複数社から取るのですから、しっかり金額の比較をしてください。
トータル金額だけ見ていて決めてしまった後から、「実は見積りに抜けていました」なんてことにならないようにしましょう。

 

・メーカー保証期間中か確認する

メーカー保証は新車トラックを購入した時についてくる保証です。トラック本体ばかりでなく、架装部分である荷台にも保証はあります。そして、中古でも保証期間が残っていればメーカー保証は有効です。メーカー保証期間中かを確認し、保証期間中であるならば、それを使ってください。その場合は業者の選択はディーラーの一択です。

 

・車両保険を使う

車両保険に加入していれば、自損事故も含めた損害の補償を受けることができます。ただし、車両保険を使ってしまうと、その後の保険料が上がってしまいます。
修理代の見積額を早くつかみ、保険を利用した後の保険料がいくらに上がるのかを確認して車両保険の使用を決めてください。

 

・部品交換なら汎用部品や中古部品を利用する

バンパーなど、修理費用をかけるより、中古品やリビルド品を利用したほうがリーズナブルな場合には、あえて板金塗装専門店で費用をかける必要はないでしょう。そんな見極めを板金塗装専門店や修理工場で質問してみてください。誠実な業者であれば、無駄のない前向きな相談にのってくれるはずです。

 

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修理代が高い場合はどうする? 依頼すべきか判断のポイント

修理を外注すれば、それなりの修理代となるでしょう。見積りを取った際に、金額を見てどう判断するか。トラック事業者にとって、補修費用や補修時間は、運送業務のコストや車両の稼働率に直結します。
判断のポイントを説明します。

 

・修理代が20万円程度

修理箇所は1~2ケ所、浅い擦り傷や軽度のへこみが想定されます。20万円程度の補修費であればトラックの補修としては比較的安価で、運送業務に支障がない程度の損傷と考えられます。見た目や防水性(特に荷台)を維持するため、修理を選ぶ場合が多いと思われます。
業務の稼働率への影響を与えないために、すぐに修理を行うべきでしょう。

 

・修理代が30万円程度

複数箇所の擦り傷や軽度のへこみ、または1部位のみの深い傷が想定されます。見た目や機能(防水性、安全性)に影響する場合、すぐに修理を選ぶべきでしょう。
見積りを取った業者がディーラーや一般的な修理業者であれば、専門修理工場や板金塗装業者にも見積もりを取るべきです。車両が古ければ、そのまま使う選択肢も検討できると思います。
事故による傷で保険が使える場合、保険を適用して負担を軽減できる可能性があります。

 

・修理代が50万円程度

複数箇所の深い傷やへこみ、または部品交換が必要な損傷が想定されます。50万円はトラック補修としては高額な部類です。車両の価値や稼働率を考慮し、修理の必要性を慎重に見極める。
車両が古ければ、そのまま使う選択肢や、車両買い替えも検討できると思います。修理期間が長い場合、代替車両の手配や運休コストの考慮が必要になり、修理のタイミングを調整が必要になります。
自費負担を避けるため、保険を使うケースが増えるでしょう。

 

・修理代が100万円程度

荷台全体など、大きな部品交換や複数箇所の深刻な損傷が想定されます。この場合には修理をしない可能性が高くなります。100万円はトラックのサイズによりますが、新車や中古車1台の市場価格に匹敵します。そのため、修理は行わずに買い替えを検討する事業者が多くなるでしょう。
しかし、新車であったり、冷蔵冷凍車など高価な車両であれば、早急な修理と、修理中の代替車両の手配が必要になります。
保険適用も可能ですが、その後の保険等級が下がり、保険料が上がるデメリットを考慮しつつ、自費との比較を行う必要があります。

 

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車の傷をDIYで修理するには?

トラックの傷をDIYで修理することも可能です。興味のある方などは、トラックの傷の修理方法、必要性を理解いただけると思います。

 

・コンパウンド

コンパウンドとは、車両の塗装表面傷や汚れを取り除くために使用される研磨剤です。コンパウンドには細かい研磨粒子が含まれており、塗装表面を微細に削ることで傷やくすみを除去し、表面を滑らかにして艶を出す効果があります。トラックや普通車などの車両修理やメンテナンスでよく使用されます。
コンパウンドには、下記の種類があります。

・深い傷や頑固な汚れを削り取る粗目のコンパウンド。
・浅い傷や軽い汚れを除去する中目のコンパウンド。
・微細な傷を消し、塗装面に艶を出すための仕上げ用のコンパウンド、などがあります。

そして、使用方法は以下のとおりです。

・車両の塗装面を洗浄し、汚れや埃を落とす。
・コンパウンドをスポンジやクロス(またはポリッシャー)に少量取り、傷部分に塗布する。
・円を描くように軽く擦り、傷を研磨する。
・仕上げに細目コンパウンドで艶を出し、ワックスやコーティングで保護する。

 

・パテ

パテとは、トラックのボディ補修で使用される充填材で、ボディ表面の凹みや深い傷、ひび割れなどを埋めて平滑にするためのものです。
トラックのボディ補修では、擦り傷やへこみ、錆による穴などを修復する際にパテがよく使われます。パテを使うことで、塗装前の下地を整え、仕上がりを美しくする効果があります。
パテには、下記の種類があります。

・深いへこみや大きな傷の補修に適しているポリエステル樹脂と硬化剤を混合して使用するポリエステルパテ
・耐水性や耐久性が高いエポキシパテ
・1液性で扱いやすいが、乾燥が遅く、強度は低いラッカーパテ
・細かい粒子で構成されており、表面を滑らかに仕上げるためのフィニッシュパテ

そして、使用方法は以下のとおりです。

・損傷場所の洗浄と脱脂。
・錆がある場合の除去と、研磨。
・補修場所以外が汚れないようにマスクング保護。
・パテの準備(ポリエステルパテは調合が必要)。
・パテの塗布と硬化と整形。
・仕上げパテを必要に応じて使用して仕上げ。
・塗装前の脱脂と洗浄を行って塗装に備えます。
・塗装と仕上げ。塗装とクリアコート塗装を行い、コンパウンドで磨く。

 

・タッチペン

トラックのボディにできた小さな傷を確認した場合にすぐに対応できる修理方法です。タッチペンは浅い傷(クリア層やベースコート層まで)や小さな塗装欠けの補修に適しています。
トラックのタッチペン補修では、適切な塗料を選ぶことが大切になります。カラーコードを確認して、トラックの塗装色に合わせてください。車検証や車両の銘板(エンジンルーム内、ドア枠、キャビンの内側)に記載されていることが多いです。
塗料の種類には、下記の種類があります。

・メタリックやパールを含まない単色塗料。
・メタリック/パールカラー。この場合はベースコート+クリア塗装が必要になります。

そして、使用方法は以下のとおりです。

・下地処理で傷と周囲を洗浄と脱脂してください。
・研磨し表面を滑らかにする(サビがある場合には錆を落とす)。
・マスキングして塗装する。
・乾燥後、研磨・コンパウンド処理、ワックスやコーティング剤の塗布実施。

 

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車の傷をDIYで修理する場合の注意点

トラックの傷をDIYで修理する場合、注意点があります。深く複雑な傷や、塗装の剥がれや色の変化がある傷の場合は専門業者にお任せください。ここではその他の注意点を紹介します。

 

・修理道具を揃えるコストや作業時間がかかる

修理コストの削減を考えて、DIYに取り組んでも、まずはトラックの傷の修理をひんぱんに行うことはないでしょう。修理道具はハケやサンドペーパー、防塵マスクや手袋など、そして高価な塗料などをそろえなければなりません。
それには相応の費用がかかり、購入した残りの塗料や道具類を、次にいつ使うかわからない出番まで保管しなければなりません。
それから、準備から後片付けまでの作業時間はかなりのものとなります。

 

・きれいに仕上げるには技術や慣れが必要

DIYの目的がサビを防ぐための傷の処理ならばよいのですが、きれいな仕上げを望むのであれば、技術や慣れが必要になります。初めて自分で修理する場合やDIYに不慣れで失敗するケースは少なくありません。
色むらや仕上がりの悪さはDIYでの修理を行う場合には、ある程度覚悟しておかなければなりません。しかし、補修個所に会社のロゴが入っている場合もあるでしょう。
きれいな仕上げをお望みの場合であれば、プロの業者に依頼するべきでしょう。

 

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車の傷修理に関するよくある質問

トラックの傷の修理に関してよくある質問をピックアップしてみました。参考にご覧ください。

 

Q1.小さな傷でもプロに任せたほうがよい?

「小さな傷でもプロに任せたほうがよいか?」誰もが気になる質問です。プロに任せれば安心感は得られるものの、修理費用が高額になってしまいます。小さな傷だからDIYで大丈夫だろうと、多くの人は考えます。
しかしプロは小さなサビも見逃すことなく、防サビ処理を行ってくれます。DIYで安く修理できたと思っていながらも、数年後には取り返しのつかない大きなサビとなって、大きな修理費になってしまうこともあります。小さな傷でもプロに任せたほう安心感につながるばかりか、実質、得をすることにつながることもあります。

 

Q2.傷を放置するとどうなる?

「トラックの傷を放置したらどうなる?」とこんな質問が投げかけられることもあります。トラックの傷の状態は、人間の健康状態と同じです。
悪い場所がわかっていれば、早期に治療し、大きな病気に至らせないようにすることと思います。ボディの傷をそのままにして、毎日の業務を行い走行すれば、サビが発生し広がり、やがては腐食してボディの鉄板は破れてしまいます。そうすれば、大がかりな修理になるか、最悪部品の取替えが必要になってしまいます。塗装剥がれも広がって、修理費用はどんどん大きくなるばかりです。
もちろん、トラック売却時には大きなマイナス評価になってしまいます。トラックの傷に気がついたらなるべく早く補修してください。

 

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まとめ

トラックの傷にはさまざまな程度があり、その傷の修理にはいくつかの方法があります。気付いた時の早めの修理が大切です。軽傷であれば、DIYでの補修も可能でしょう。
しかし、少し大きな傷になったら、プロに任せて完全に直して、傷を大きくしないことが大切です。商用車両であるトラックを無傷で走らせることは困難なことです。ある程度の受傷は覚悟して、傷ついてしまった際にどう対処するかが、その後のトラックの寿命や価値の決め手につながっていくことでしょう。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

 

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