「ダブルキャブトラック」とは? 特徴や主な用途、メーカー・車種、価格相場を解説

ダブルキャブトラックは、キャビン内が2列シートで5~7人が乗車可能なトラックです。荷物と人員を同時に運び、建設現場をはじめとするさまざまな現場で活躍しています。
土木・建築の作業現場では、資材と作業員を効率よく同時に輸送することが可能です。シングルキャブより荷台は短くなりますが、乗車人数の多さが強みのトラックです。
今回の『豆知識』では、ダブルキャブの特徴、主な用途、メリット・デメリットを解説します。あわせて主要メーカー(日野、三菱ふそう、いすゞ、UD、トヨタ)の車種も紹介します。
ダブルキャブの知識を深めて、安全性を重視し、効率的な車両選びを行ってください。

 

 

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トラックのダブルキャブととは?

ダブルキャブトラックは、運転席と助手席に加え、後部座席を持つ2列シート構造のトラックです。4ドアで定員5~7人となっています。通常のシングルキャブ(2~3人乗り)より乗車人数が多く、資材や作業員が使用する道具などの荷物と、作業員を同時に運搬することが可能です。
車両サイズは小型(2t)~中型(4t)が主流で、荷台はキャビンが長くなった分、短め(約2m)になります。建設現場や物流現場、消防車など多用途に活躍し、耐久性と実用性が求められる現場で重宝されます。

 

・ダブルキャブの主な用途

ダブルキャブトラックは、作業員と資材の同時輸送に適し、建設・建築現場で活躍します。シャベルや小型機械(チッパーなど)を載せ、5~7人を運びます。
資機材と同時に現場に着いた作業員は、すぐに作業にかかることが可能です。消防車や自衛隊の特殊車両としても使用されており、輸送効率の高いトラックとして重宝されています。
平ボディやクレーン付き、ダンプ車などと形状も多彩で、林業や造園業でも需要が高いトラックです。

 

・シングルキャブとダブルキャブとの違い

シングルキャブは2ドア、2~3人乗りで、荷台が長く(約3m)、積載量を優先しています。ダブルキャブは4ドア、5~7人乗り、荷台は短め(約2m)で乗員数と積載量を兼ね合わせています。
シングルキャブは大型荷物や長尺物に適し、物流現場で強みを持っています。ダブルキャブは作業員や消防署員輸送に特化しながら、必要な資機材や作業員が使用する道具類を同時に輸送できるので、建設現場や消防活動現場などで効率的に使うことができます。
燃費はシングルキャブと比較するとダブルキャブのほうがやや劣るものの、キャビンが広く快適に過ごすことができます。価格はダブルキャブがやや高めとなります。

 

 

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ダブルキャブのメリット・デメリット

ダブルキャブトラックは、乗車人数の多さと乗車時の快適性が魅力ですが、荷台の短さなどに課題もあります。メリットとデメリットを詳しく解説します。

 

・ダブルキャブのメリット

ダブルキャブは5~7人乗車可能で、作業員と資材などを一度に運搬することができます。建設現場などで効率的に使用されています。
広いキャビンは長距離移動でも乗車員に与える疲労を軽減できます。車両タイプは平ボディやクレーン付きなど形状が豊富で、消防車や自衛隊車両など特殊車両にも採用されています。まとまった人員の移動と資材運搬を同時に行うことができることが、ダブルキャブの一番のメリットです。4WD仕様は悪路でも安定し、現場作業を支えてくれます。

 

・ダブルキャブのデメリット

荷台長が約2mと短く、シングルキャブ(約3m)に比べ積載量が少ないことがダブルキャブのデメリットとなります。長尺物や大型荷物の運搬には向きません。
車両価格はシングルキャブより高め(新車300万~)となり、燃費もキャビンの重さでやや劣ってしまいます。とはいえ、人員の移動と資材運搬を同時に行うことができるという必要性と大きなメリットがダブルキャブの需要を生んでいます。そのような必要性からリーズナブルな中古車は希少な車種となっています。

 

 

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大型トラックにはダブルキャブがない?

ダブルキャブは主に小型(2t)~中型(4t)トラックに採用されています。大型トラック(10t以上)ではほぼ皆無で、希少な存在です。その理由は、大型トラックが長尺物や大量積載を優先し、荷台の長さを最大化する必要があるためです。
ダブルキャブの2列シートは荷台を短くし、積載量を大幅に減らしてしまいます。建設現場に向かうトラックは作業員と小型資機材等の輸送に小型・中型で十分用を足すことが可能です。
大型のダブルキャブは消防車など特殊用途に限られ、一般的ではありません。

 

 

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ダブルキャブの主なメーカー・車種

日本を代表するトラックメーカー(日野、三菱ふそう、いすゞ、UD、トヨタ)のダブルキャブ車種を紹介します。

 

・日野自動車「デュトロ」

トヨタ自動車の連結子会社であるトヨタグループの日野自動車です。日野の小型トラック「デュトロ」は、標準・ワイドダブルキャブをラインナップしています。定員6~7人で、建設現場への人員移送や資材運搬に最適です。4WD仕様は悪路に強く、燃費性能も良好です。
平ボディやクレーン付きなど取り揃えられており用途は多彩です。耐久性とメンテナンス性の高さが強みです。
新車価格は約350万~となっています。

参考:https://www.hino.co.jp/dutro/

 

・三菱ふそう「キャンター」

ドイツのダイムラー・トラック傘下の三菱ふそうトラック・バスです。三菱ふそうの「キャンター」は、定員6~7人のダブルキャブを用意しています。コンパクトな設計で狭い現場でも機動的な走りを見せてくれます。
燃費と安全装備(ABSなど)が充実したキャンターには、平ボディやダンプ車仕様があり、建設現場で活躍しています。耐久性と信頼性が現場で評価される三菱ふそうの「キャンター」です。

参考:https://www.mitsubishi-fuso.com/ja/product/canter/

 

・いすゞ自動車「エルフ」

日本のトラック業界をけん引するいすゞ自動車です。いすゞの「エルフ」は、1959年からのロングセラーを誇る小型トラックです。
ダブルキャブは定員6~7人、平ボディタイプとダンプタイプを揃えています。建設業界での使用に適し、運搬・作業用の荷台と乗員輸送を両立しています。後部座席は乗員の快適性と、測量機器などの収納を可能にしたハネ上がり式シートを採用しています。
4WDやクレーン付き仕様もあり、エンジン性能と燃費の良さが強みです。

参考:https://www.isuzu.co.jp/product/elf/

 

・UDトラックス「コンドル」

いすゞグループ傘下のUDトラックスです。UDトラックスの「コンドル」は、中型トラック中心ですが、小型ダブルキャブも展開しています。定員6人で、建設現場への作業員輸送や資材運搬に適します。豊富な安全装備と耐久性の高さが特徴です。
平ボディやダンプ仕様があり、実用性の高いダブルキャブです。

参考:https://www.udtrucks.com/japan/trucks/condor

 

・トヨタ「ダイナ」

日本の自動車業界を代表する世界のトヨタです。トヨタの「ダイナ」は、小型ダブルキャブで定員6人です。建設業界で多く使用され、コンパクトで取り回しの良さに定評があります。
ロングデッキ・フルジャストローなど仕様が豊富です。燃費の良さと全国ネットのトヨタのメンテナンス性の高さが強みです。信頼性が高いダブルキャブです。

参考:https://toyota.jp/dynacargo/?padid=from_dynacargo_option_navi-menu_top

 

 

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ダブルキャブのボディタイプ

ダブルキャブのボディタイプは用途に応じてさまざまなタイプがあります。そのタイプを紹介します。

 

・平ボディ

トラックの代表選手である平ボディのダブルキャブです。働く人間とそこで必要な資機材を同時に運ぶことのできる優れものです。

 

・クレーン付きトラック

架装メーカーによって平ボディに後付けされる車載クレーンは作業の幅を広げます。荷台への積込みばかりか、作業現場での荷物の移動なども可能にする大きな付加価値となります。

 

・ダンプトラック

ダンプの機能を持つダブルキャブです。作業員の移送と同時に資材の搬送・排出も行うダブルキャブの機能をパワーアップしたダンプ車です。

 

・クレーン付きダンプトラック

ダブルキャブダンプ車をさらにバージョンアップさせたクレーン付きダンプ車です。人員確保と荷物の運搬・排出、荷役作業が1台でスムーズに行える優れもののトラックです。

 

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ダブルキャブの価格相場

ダブルキャブは希少性が高いです。必ず必要とされる方のいるダブルキャブの価格相場を紹介します。

 

・新車ダブルキャブの価格相場

各メーカーともに新車価格としては400万円台前後が相場のようです。当然、サイズ・仕様でその価格は変わってきます。新車購入の際にはディーラーとよくご相談ください。

 

・中古ダブルキャブの価格相場

中古車価格は、走行距離・使用年数・使用程度によって大きく変わります。新車価格より安く手に入れることができるのは当然のことですが、その価格が納得できるものであるかは、ご自身の目で確認していただかなければなりません。
新車の長い納車期間も考慮して検討するのもご自身次第です。ケースによっては新車購入よりも中古車購入のほうがお得感が勝ってくる場合もあるでしょう。一番大切なことは信頼できる中古車販売業者を見つけることでしょう。

 

・ダブルキャブの買取価格相場

トラックファイブによる買取実績の一部です。

・ダイナ(トヨタ)
年式:平成30年 走行距離:68,453㎞ 買取金額:1,600,000円

・キャンター(三菱ふそう)
年式:平成28年 走行距離:150,317㎞ 買い取り額1,060,000円

創業21年以上、買取実績年間13,000台以上のトラックファイブでは皆さまからのお問合せをお待ちしています。無料査定を行っていますので、「金額だけでも知りたい」という方もお気軽に連絡ください。

 

※関連記事です、ご参照ください!

『ダブルキャブが高く売れる理由?活用しやすさで国内外から大人気』

 

 

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まとめ

中古車市場では希少性の高いダブルキャブタイプのトラックは、乗員と積荷のどちらにも対応ができる、ある意味汎用性の高い車両だと言うことができます。
新車価格は若干高額なため、中古市場で人気が高く、その使い勝手の良さから中古車市場に多く出回らないために、出ればすぐに買い手が付く構図ができあがっています。
いつかは手放さなければならないダブルキャブに高額の買取価格を期待するのであれば、定期的なメンテナンスと日々の丁寧な使用をお勧めします。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからもさまざまな情報をお届けしていきます。

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