トラックのサイドアンダーミラーとは?機能から注意点まで解説

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トラックのサイドアンダーミラーとは

サイドアンダーミラーとは?

サイドアンダーミラーとはトラックに装着されている補助ミラーです。

トラックはその全長が長くなり、幅が広がり、大きくなればなるほど死角が増えてしまいます。

それを補うための補助ミラーです。

トラックの左側サイドミラーの下に装着されたサイドアンダーミラーはドライバーが一番確認しにくいフロントタイヤ左側近くの死角を目視するために備えられたミラーです。

1970年代に大型トラックの左折巻き込み事故が多発したために、1978年に当時の運輸省通達で大型トラックにおいてサイドアンダーミラーの装着が義務化されました。

そして、2003年中型トラック、小型トラックでも左側の視界を確保する「間接視界基準」確保が義務化されました。

 

サイドアンダーミラーの役割

サイドアンダーミラーの一番の役割は助手席側直近側方の死角を減らすことです。

トラックの左側、助手席側直近側方は車両が大きくなればなるほど死角が広がりサイドミラーだけでの確認は困難になります。

サイドアンダーミラーの役割は、この死角部分である確認困難な部分を見やすくし、安全性を高めることです。

より広い部分を確認できるように広角ミラーが用いられて巻き込み防止に役立っています。

 

サイドアンダーミラーは義務?

サイドアンダーミラーの装着は義務化されています。

道路運送車両法の保安基準の「間接視界基準」で、この左側視界の確保が義務化されています。

2005年1月以降に生産された新型車両、2007年1月以降に生産された継続車両はその義務が適用されました。

そして、この義務はサイドアンダーミラーでなくても、間接視界基準を満たせばサイドアンダーカメラの利用でも認められています。

 

サイドアンダーミラーの見え方

トラック左側方の視界確保を行う間接視界基準の保安基準は具体的に決められています。

サイドアンダーミラーの保安基準はこのルールに従ったものです。

6歳児がそこにいることを確認できるように想定されており、『運転者が運転席に座ったとき、自動車の前面及び左側面(左ハンドル車にあっては右側面)に接する高さ1m、直径0.3mの円柱(6歳児を模したもの)を直接、または鏡、画像などにより間接に視認できること。』と決められています。

『鏡、画像などに』とあるようにサイドアンダーカメラなどのミラー以外でも認められています。

 

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トラックには他にどんなミラーがある?

サイドミラー

トラックには左右側方に上下に並んだ2つのミラーがあります。

この2つのうち上方がサイドミラー、下方がサイドアンダーミラーです。

トラックに設置しているサイドミラーの役割は普通車のサイドミラーと同様です。

サイドミラーによって側方の後方を視覚で確認することができます。

加えて車両全長が長いトラックにおいて多い右左折時の接触事故、特に左折時の大きな内輪差による巻き込み事故の防止に役立っています。

 

アンダーミラー

アンダーミラーは、サイドミラーやサイドアンダーミラーと縦に並んで装着されていますが、そのなかで一番内側に位置します。

車高が高いトラックは前方の視界において、道路面に近くなるほど確認しにくくなってしまいます。

もし子どもがトラックの直前でしゃがんでいる場合は、フロントからのぞき込んでも肉眼で確認することは非常に困難です。

それを補ってくれるのがアンダーミラーなのです。

 

サイドアンダーミラーの採用が減っている?

サイドアンダーミラーが減っている理由

サイドアンダーミラーの採用は年々減っているようです。

その理由は、「間接視界基準」はその基準に達していればサイドアンダーカメラなどのサイドアンダーミラー以外のパーツの装着でも認められたことにあります。

『運転者が運転席に座ったとき、自動車の前面及び左側面(左ハンドル車にあっては右側面)に接する高さ1m、直径0.3mの円柱(6歳児を模したもの)を直接、または鏡、画像などにより間接に視認できること。』と決められた間接視界基準で「鏡、画像などにより間接に視認できること」と認めたからです。

サイドアンダーカメラにはメリット・デメリットはありますが、それはミラーでも同じことです。

人間の視覚だけに頼らず、AIや機械装置によってヒューマンエラーが無い間接的な視界確認は必要なことであり、その技術力・信頼性の高さが認められたということでしょう。

 

サイドアンダーカメラとは?

キャビン運転席に取り付けたモニターで側面後方を確認することが可能です。

サイドアンダーカメラにはメーカー純正で車両に最初から装備されたタイプ、後付けするタイプ、カメラ付きサイドミラーへの取り換えのタイプがあります。

そして、サイドアンダーカメラのレンズには、そのままを写し出す正像タイプ、鏡のように写し出す鏡像タイプ、広角よりも広く写し出す魚眼タイプがあります。

どのタイプにも一長一短があります。

どのタイプにもまずは慣れることが一番大切です。

 

サイドアンダーカメラのメリット・デメリット

サイドアンダーカメラのメリットは、サイドミラーやサイドアンダーミラーよりも広い範囲を視覚で確認できることです。

しかもミラーよりも大きなモニターで見ることも可能です。

カメラは小さなものなので、ミラーがいくつも並ぶよりも外観的な見栄えはスッキリとして良くなります。

しかしながら、良いことばかりではありません。

デメリットとして、電気機器であるサイドアンダーカメラはバッテリーに不具合があれば使用は不可能になってしまいます。

外部に備えられる小さなレンズは、トラックの走行で舞い上がるほこりや、雨や雪が貼り付けば視界は遮られてしまいます。

そして、導入費用がミラーよりも高額なことが、一番大きなデメリットとなるかも知れません。

 

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サイドアンダーミラーの注意点

標準装備の場合は取り外さない

標準装備の場合は取り外さないでください。

道路運送車両法の保安基準で定められた「車両左側の視界を鏡、画像などにより間接に視認できること」とあるように取り外したままでは車検に通らなくなってしまいます。

標準装備で純正品のサイドアンダーミラーが装着されている場合、他製品に変えてしまうと、ディーラーでその製品が保安基準に適合しているかどうかの確認が出来ない場合あり、その結果として車検に通らない場合があります。

 

ミラーを見すぎない

一般的な運転における注意となりますが、複数個あるミラーに注意を取られ過ぎてしまうと、肝心な前方確認ができなくなってしまいます。

ドライバーは人間です。

全方向への注意は必要でしょうが、その無理な気持ちがかえって注意力を散漫にしてしまい、予期せぬ事故につながることがあります。

「ミラーを見すぎない」このことも大切なことかも知れません。

 

サイドアンダーミラーをカメラに変更する時に確認する

サイドアンダーミラーをカメラに変更する場合、保安基準に則して装着されているサイドアンダーミラーを外すことになります。

変更したサイドアンダーカメラが保安基準に合わなければ車検は通りませんので、ディーラーや整備士に、事前によく相談して変更してください。

非常に大事な注意点となります。

 

まとめ

トラックに限らずどのような車両においても死角は必ずあります。

その死角をカバーして交通事故を無くすために車両法における保安基準があるのです。

トラックのような大きな車両の死角を、たった一人のドライバーですべてカバーすることは至難の業です。

この先、今よりも優秀なAIによる補助電子機器が出てきてドライバーの負担を減らしてくれるのでしょうが、基本は人間の五感による確認だと思ってください。

AIによる補助電子機器から発信されるサインも受け取るのは人間の五感です。

今回の『豆知識』がトラックのサイドアンダーミラーを再認識できるチャンスとなれば幸いです。

基本に立ち返って、これから先には時代遅れと言われる日が来るかもしれないサイドアンダーミラーやその他ミラー類の重要性を考えてみてください。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

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