ハイルーフとは?標準ルーフとの高さの違いやメリット・注意点を解説!

いつからこのハイルーフはあったのでしょうか。

時代の流れと自動車産業の発展とともにドライバーが長時間生活する空間であるキャビンは改良され続けてきました。

キャビンの天井を高くして運転室内を広げることは長時間の運転や長距離の移動を必要とするトラックドライバー達にとって、運転と休息における快適性と利便性が向上することを意味します。

働き方改革を掲げる現代にマッチしたこの『ハイルーフ』を今回の『豆知識』では取り上げました。

 

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ハイルーフとは?

大型トラックであるならば12mと定められた全長のなか、荷台を広げて積載量を少しでもたくさん確保できるように工夫します。

運転席のショートキャブはそんな発想のなかから生まれました。

そのショートキャブのなかでドライバーは長時間の運転をし、積荷・荷降ろしのしばしの休憩を取り、事務作業も行わなければなりません。

そしてドライバーにとっては生活の場ともなるこのキャビン内において、ルーフを高く設計することで新しく生まれた空間はその生活をもっと豊かにもし、ハイルーフによって高い位置に設計された運転席はドライバーの運転による疲労を和らげることもできるのです。

 

・ハイルーフの高さ

従来のトラックのルーフは平たんの屋根であって個性的なものではありませんでした。

ハイルーフは名称通り従来のルーフより高くなり、その高くなったことで生み出された空間がさまざまな利便と快適のために使われています。

新たに生み出された箱型の空間はドライバーの仮眠のための空間となり、時には長距離輸送時に必要な業務用の備品や生活必需品の収納スペースともなります。

 

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標準ルーフとハイルーフの違い

・天井の高さの違い

通常のキャビンの天井の高さであるならば運転席で腕を上に伸ばせば手は天井に届いてしまいます。

ハイルーフならば運転席に立ちあがることもできるほどの高さの確保も可能なのです。

広がった空間をどのように使うかはドライバーの必要性と好みです。

天井の高さの違いはそのままキャビン内の空間を広げ、容積を大きくするということになります。

 

・外観の形状の違い

ハイルーフにすることによって天井に新しい空間が生まれて高くなり、形状は変わります。

エアデフレクターと見間違えるその形状のその中の空間をただの空間として置いておくのではなく、トラックメーカー各社はドライバーの仮眠室として活かしています。

いすゞ自動車では『マキシルーフ』、三菱ふそうトラック・バスでは『スーパーマルチルーフ』、日野自動車では『スーパーハイルーフ』と命名しています。

 

・キャビン内の広さの違い

ハイルーフがもたらすキャビン内の広さをトラックメーカー各社は知恵を絞っています。

物の収納ばかりか、人間の収納まで考えました。

従来のフルキャブでは運転席の後部に仮眠用のベッドスペースを設けていました。

ショートキャブではハイルーフにその仮眠スペースを設けたのです。

各メーカーはそれぞれ呼び名を付けて仮眠スペースとしています。

広くなったキャビン内の利用法はたくさんあります。

 

ハイルーフのメリット

・キャビン内作業の快適性

ルーフが高くなったキャビン内の広い空間はドライバーがそれまで持つことの出来なかったゆとりを持たせてくれます。

業務に必要な書類作成やパソコン作業を行うスペースが生まれ、書類や必要な備品を収納するスペースも生まれます。

ハイルーフが生む空間はドライバーの思いによってさまざまな使い勝手を行うことができて、キャビン内の快適性を生んでくれます。

 

・キャビン内での居住の快適性

ハイルーフが生む広い空間はドライバーのキャビン内での居住性を高めてくれます。

長距離トラックのドライバーにとってトラックのキャビンは生活空間でもあります。

休憩し、食事し、仮眠を取らなければなりません。

ハイルーフ内に設けられる仮眠室にはもちろん空調・電灯・電源設備は完備され、高い快適性のなかで疲れを癒すことができます。

そして、女性のドライバーには安心安全な快適なスペースとなります。

 

・運転における快適性

ハイルーフにすることによって天井までの空間にゆとりが生まれます。

それによって運転席を高い位置に設定することができます。

高い位置の運転席はドライバーの前方の視界を広げ、死角を減らしてくれます。

右左折時の巻き込み事故の防止にも役立ちます。

そして何よりもドライバーの運転による疲労の軽減に役立ってくれます。

 

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ハイルーフの注意点

・ハイルーフ不可の駐車場がある

多くの快適性をもたらしてくれるハイルーフですが、その大きさゆえにもたらすデメリットもあります。

標準車両より車高が高いハイルーフ採用のトラックは駐車時にその駐車場の形態や仕様によって駐車ができない場合があります。

駐車場によってははっきり『ハイルーフ車』不可と表示している場合もあります。

普通車用の駐車場には車長・車幅、そして高さの制限があります。

立体駐車場、機械式駐車場であればなおさら厳しく制限されています。

しかしながら、サイズの大きなトラックにそれらは適用しませんが、既設の建物を利用しての駐車場などが時々あります。

そんな場合にハイルーフ車であること、ハイルーフという標準車両よりも車高の高いトラックを運転していると自覚してください。

 

・周囲の車両の視界を妨げてしまうことがある

車高の高いハイルーフ車は大変視界が良くなっています。

しかし、その事は同時に回りの車両には、逆に視界を悪くしてしまっていると理解してください。

交通事故を未然に防ぐために近くにいる車両の動きによく注意をして運転する必要があります。

 

・一般車両より高額となってしまう

これは当然のことですが、標準車両よりもどうしても高額になってしまいます。

しかし、このオプション的要素の大きいハイルーフ仕様を高額と考えるか否かはユーザーの考え方でしょう。

このハイルーフ仕様を、費用対効果や満足感で高いか安いかの感じ方はユーザーの持つ目的意識と考えで変わってしまいます。

 

トラックのルーフの種類

トラックの機能に求められるものの一番は最大積載量の確保かも知れません。

そして燃費も大きなポイントになると思います。

最大の積載量を確保しながら高燃費を維持するためにはトラックのスタイリングは大切な要素になります。

ハイルーフはキャビンの空間を広げてドライバーの利便の向上ばかりではなく、この重要な高燃費維持のための空気抵抗を減らす役割も担っています。

エアデフレクターとしての機能も兼ね備えているのです。

トラックメーカー各社は実はこのエアデフレクターとしての機能も兼ね備えているハイルーフに力を入れており、いすゞ自動車では『マキシルーフ』、三菱ふそうトラック・バスでは『スーパーマルチルーフ』、日野自動車では『スーパーハイルーフ』と命名して各社の個性をドライバーに訴えています。

 

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トラック以外のハイルーフ

・ハイエース

トヨタのハイエースは普通免許や中型免許で運転が出来る人気車種です。

このハイエースのハイルーフ仕様はさらに使い勝手が良くなり居住性が高まるためにキャンピングカーとして多くの愛好家がいます。

もともと広い車内に加えてのハイルーフ仕様は手をたくさん加えることなくキャンピングカーとして利用できるのです。

ポップアップルーフを取り付けてもう一つの新しい空間を生み出してそこで自然を肌で感じることも可能になります。

キャンプ愛好家たちに人気のハイルーフ仕様のハイエースです。

 

・マイクロバス

運転のしやすさからハイエースのマイクロバスが人気です。

走行性能も大切ですが、普段乗り慣れていない人間でもこのハイエースであれば運転はしやすいです。

駐車やバック走行なども普通車感覚で運転が出来ます。

その便利さにハイルーフ仕様が加わると乗員の乗り降りや社内での移動がとても便利になります。

腰を曲げ、身体をかがめて乗り降りや車内移動をしなくても良くなりますので高齢者にも優しい車内環境となります。

ハイルーフ仕様のマイクロバスは多くのメリットを生み出しています。

 

まとめ

ハイルーフはトラックにあるさまざまな設備の中でもかなり個性的な設備だと言えるでしょう。

一日のなかで多くの時間をキャビン内で過ごすドライバーたちにとって心も身体も休めることの出来る場所がこのハイルーフによって生み出されています。

目に見えてこない大きな費用対効果がここにはあります。

この先、いろいろなご事情で愛車であるトラックを手放さなければならなくなった時にこのハイルーフは高価買取の大きなファクターとなります。

私たちトラックファイブが求めているトラックです。

そんな際には是非トラックファイブに声をかけて下さい。

 

TRUCK BIZZ『豆知識』でトラックファイブはこれからもさまざまな情報を皆様にお伝えします。

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