2tトラックについて徹底解説! 車種・車両寸法・荷台寸法・価格

はじめに

 

私たちの毎日の生活を支える物流における輸送手段の一つであるトラック、その中でも小型トラックに分類される2tトラックは運転のしやすさや、狭い道路の多い日本の交通事情に合うことから普段の生活において私たちがよく見かけるトラックです。

 

2tトラックは運転免許証の取得時期によっては普通自動車免許で運転ができることもあり、それが利用され易い理由ともなっています。

 

そして、私たちの日常生活を成り立たせている『インフラストラクチャー』は経済の発展のために欠かすことの出来ない社会基盤です。この社会基盤にある電力、ガス、水道はあって当たり前のことであって、その存在を普段から意識する人は少ないと思います。

 

それらと同様に当たり前の存在である物流もその『インフラ』の一部でもあります。物流は今、世の中の大きな変革の中でさらなる成長を遂げつつあります。物流のスタートした遥か昔より人間は人馬の力に頼って荷物を運んでいました。

蒸気機関の発明は産業革命を興し、大量の物品を生産することを可能にして大量の荷物を運ぶことも可能にしました。

2tトラックを含むトラックは戦後の日本の復興を支え、日本経済を揺るがない盤石なものに成長させました。

 

そして現在、インターネットによるBtoC事業の急速な拡大、それを加速させたコロナ禍や、時代に合わせてやっと動き出した『働き方改革』、菅総理より宣言された「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」、などとともに物流、そしてトラック輸送は進化を続けています。

 

物流、トラック輸送無しでこれからの日本経済の発展が成り立つことはあり得ないのです。

第二次世界大戦後の日本の高度成長期を支えてきたのと同様に物流、トラック輸送は世界の変革の大きな流れのなかでこれまで以上にパワーを蓄え、日本の大きな変革を支えていかなければならないのです。

 

物流を中心に活躍する貨物自動車であるトラックの普通免許で運転できる範囲が2007年(平成19年)、2017年(平成29年)を境にして変わりました。

それによっても2tトラックは取得した時期の運転免許証によっては普通自動車免許で運転が出来ることもあり、それが利用され易い理由ともなっています。

 

輸送業、建設業、農業などとその用途によって平ボディばかりでなく、架装する装置によってさまざまな種類の2tトラックが活躍しています。

その2tトラックの定義から、そして種類、積載量、重量、寸法、価格、メーカー各社が誇る2tトラックをご紹介させていただきます。

 

2tトラックとは

 

ここでは2tトラックの重量、積載重と重量、寸法などのサイズ、および必要となる運転免許証を押さえておきたいと思います。

 

2tトラックの車両総重量と最大積載荷重

 

2tトラックとは積載荷重が2.0トン~から3.0トン未満のものです。

そして車両総重量が5トン未満のトラックを言います。

この車両総重量は乗車人員の体重まで含めての車両全体の重量です。

実際に許可された最大の人や荷物を積んで走る時の重量ということになります。

 

車両総重量=車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量

 

上記の計算式で車両総重量は算出されますので、架装まで含めた車両重量で逆算すればその2tトラックの最大積載量は自ずと出てきます。

 

 

2tトラックの形状(全長寸法・全幅寸法)

 

そして、2tトラックは、ショート・ロング・ワイドロングの3種類のサイズに分かれています。
メーカーにより若干の差異はありますが寸法の目安は以下のようになります。

 

ショート     全長4.7m × 全幅1.7m

ロング      全長6.0m × 全幅1.9m

ワイドロング   全長6.0m × 全幅2.1m

 

ショートの寸法は5ナンバーの乗用車とほぼ同じです。

街中や住宅街の狭い道でも走行しやすいです。

一般のコインパーキングにも止めることが可能です。

 

ロング、ワイドロングの積載量は当然ショートより多くなり積荷の形状で幅の広い荷台は活きてきます。

 

 

2tトラックの形状(荷台寸法)

 

この下に示す表が社団法人全国トラック協会がホームページに掲載している各トラックの荷台の長さと幅の目安です。

2tトラックには寸法の種類がショートからワイドロングまであります。寸法長さは3.1メートル程度、幅は1.6~2.1メートル程度です。

 

道路幅員は国土交通省管轄の『道路構造令』によって決まっています。

車線の幅員は、安全・円滑な自動車交通に大きな影響を与えます。

そのため、すれ違いや追い越しなどの交通実験を経て余裕幅をもって規定されており、幅員は一般国道、高速道路ともに1車線幅員が3.5メートル程度となっています。

 

建築基準法での道路幅は4.0メートル、そしてその幅員は1車線幅員ではなくて道路端から道路端の幅員となっています。

そしてその幅員の中には中央帯や植樹帯、路肩などを含めた道路を成す構造物の全体の幅を指す、と定義されています。

 

このようなルールがあるので2tトラックに限らず大型トラック、中型トラックにしてもその荷台寸法の幅はびっくりするほど大きく変わることはないのです。

 

※公益社団法人全日本トラック協会ホームページ 『トラック早わかり』(9.一般的な荷台寸法)より転載

 

 

2tトラックの車両寸法・荷台寸法をはみ出す場合

 

この令和4年5月に上記における法改正がなされています。

道路交通法施行令第22条では、自動車の積載物の大きさや積載の方法について制限する「自動車の積載の制限」について下記のように規定されています。

 

警察庁において、自動車の積載物の長さ及び幅の制限等を改めることについて、後写鏡の効用等を失わせることなく、自動車の車体からはみ出して積載可能な長さ又は幅を確認するための走行実験を実施した結果、自動車の走行安定性等が確保されること、周囲の交通に与える影響がほとんどないこと等が確認された範囲内で、積載に関する制限を緩和した改正道路交通法施行令が令和4年1月6日に公布され、同年5月13日より施行されました。

 

※公益社団法人全日本トラック協会ホームページ 「自動車の積載の制限」に係る道路交通法施行令の一部改正について より転載

 

2tトラックの車両寸法・荷台寸法は当然のことながら用途に合わせて規定内で変わり、架装によっても変わります。

必要な用途によって詳細な車両寸法・荷台寸法はメーカーの資料を参照、問い合わせをしてください。

 

2tトラックに必要な免許証

 

中型免許と準中型免許が新設され、現行の道路交通法で2tトラックを運転するには、最低でも準中型自動車免許が必要となりました。

 

2007年(平成19年)6月2日   中型免許 新設

2017年(平成29年)3月12日  準中型免許 新設

2007年(平成19年)6月1日以前に普通免許を取得した方は自動的に中型(8t限定)免許証に切り替わり、そのまま2tトラックの運転が出来ます。

 

2tトラックの車種

 

小回りが利き、短距離、特に街中での輸送に適した2tトラックです。

架装によってあらゆる車種に2tトラックを変化させます。

TPOに応じて最適な車種の2tトラックをご利用いただけます。

そんな2tトラックの車種の一部をご紹介したいと思います。

 

平ボディ      


                                                                                         

 

誰もがトラックと聞けば思い出す一番一般的な形状の架台を載せた車種のトラックです。

屋根が無く、荷台がフラットの貨物の積み下ろしのし易いトラックです。

 

 

荷台が軽いので『道路運送車両法』のルール内であれば、積載量を4t以上確保することも可能です。

2tトラックの平ボディは長距離を大型トラックで運ばれてきた積荷を中継地から積み替え、エンドユーザーの手元にお届けするラストワンマイルの輸送に最適なサイズ車種のトラックです。

 

近距離の運送業のみならず、農業・林業・水産業での小運搬から建設業での資機材運搬までモノを運ぶ車種と言えばこの『平ボディ』が定番の2tトラックです。

 

そして、用途によってアオリを選ぶこともできます。幌の有り、無しも自在です。荷台の高さは3種類選べ、高床タイプ・低床タイプ・全低床タイプとモノの積み込み方で選ぶことが可能です。

『平ボディ』はハードな使用に耐え、様々な使用方法に利用されている2tトラックの中でも最も活躍している車種のトラックです。

アルミバン


                                                                            

アルミ製の荷台を架装した箱型車種のトラックです。

インターネットの個人への普及によって物流は様変わりしてきました。

インターネットによる個人の直接購買によって企業間での物の流れは企業から直接消費者のもとへ流れるようになりました。

 

少品種多量時代から多品種少量時代の到来です。

風雨から荷物を守り、EC事業の発達で増え、この先まだ増えるであろう形状も大きさもさまざまな小口配送品をトラブルの無いようにバンの内部に収納して安全に運びます。

これによって『アルミバン』の価値は大きく上がってきています。

少品種多量であれば平ボディの荷台にフォークリフトで平積みが可能な単純な作業でしたが、多品種少量となるとそういうわけにはいきません。

小口配送のさまざまな形・大きさの荷物は積みにくさも配送中の荷崩れの心配もありますが、平ボディの荷台がアルミの荷室になることで運送業の最大のミッションである安全安心とともに、無事にお客様のもとに荷を届ける作業の精度を向上することが出来ました。

 

ただし、2tトラックのアルミバンは、アルミは鋼板の重量の1/3と、比較的軽量ではありますが、ボディの重量が増えることには間違いありませんので場合によって積載量は2t以下に減ってしまいますのでご注意ください。

ウイングボディ


   

アルミバンの進化系のスタイルの箱型車種のトラックです。

バンボディの両側を開くようにしたトラックです。

大きく開いた荷台にフォークリフトで横から直接荷物の積卸しが出来て作業効率は向上します。

 

2tトラックのウイングボディは、荷室壁であるそのボディが開いたときに鳥が翼を広げたような形状になるのでウイングボディと呼ばれています。

ウイングを格納すればアルミバンと変わらず積荷の汚れや濡れを防止し、荷崩れを起こすこともない機能的な荷室です。

気密性が高く、積荷を風雨にさらすことが無いので引越し業や各種製品の輸送、特に精密機器の輸送に多く活用されています。

現在では、冷蔵・冷凍機器や各付属機器機能の性能の画期的な向上によってウイングボディの冷蔵・冷凍車も活躍しています。

 

 

幌ウイング


荷台を幌でおおったウイング車です。

軽量素材である幌を使うことで通常のアルミウイング車より車両重量は軽くなり、その分貨物を積み込むことが出来る優れものです。

リフトを横付けして荷の積み降ろしの出来る優れものです。

2tトラックの積載量限度である3t未満を限りなく活かし、かつ積荷の保護を可能にした優秀な車種のトラックです。

 

ユニック車


                                                                   

2tトラックのキャブと荷台の間にクレーン装置の据え付けられたトラックを言います。

クレーン付きトラックの総称を『ユニック車』というのはクレーンメーカーの古河ユニック株式会社が

日本で最初に製作したからそう呼ばれています。

 

資機材の小運搬に小回りの利く、その機動力と揚重力から建設現場内で使用されることが多いですが、建設業以外でも様々な物の運搬に活躍する車種です。

ピアノ運搬に専用の『ユニック車』がありピアノのデリケートさを損なうことなく水平移動させ運搬し、平行移動ばかりではなく、2階の部屋への搬入もします。

その必要性によってさまざまな現場で活躍する車種、2tトラックのユニック車です。

 

冷凍車・冷蔵車


                                                                   

国産冷凍車第一号は第二次世界大戦後の福岡市で難産のすえに産声を上げています。

駐日米軍基地の福岡市内の駐在員家庭にミルク・パン・アイスクリームを配達して欲しいとのアメリカ軍の要請に大手運送会社は全てさじを投げました。

そんな中で福岡市の福岡運輸株式会社がただ1社、手を挙げました。

 

会社を創立した女性社長は冷凍車の将来性を見込み、アメリカ軍の中古トラック、冷凍庫を払い下げてもらい矢野特殊自動車と共に苦心して研究開発しました。

こんな経緯で低温・定温輸送が可能な現在に至っています。

新しいことのスタートにはかならず誰かが血のにじむような思い、苦労をしています

そして低温・定温輸送が当たり前になった現在、女性社長のにらんだ通り、『冷凍車・冷蔵車』は国内外での需要の高さにつながりました。

そんな冷凍車・冷蔵車は各地の海産・農産物の鮮度を落とすこと無く日本全国に配送をするようになりました。

 

現在では、冷凍車は低温冷凍車・中温冷凍車と世の中のニーズに応えてその車種は細分化されています。

冷蔵車は生鮮食料品以外にも薬品や化粧品、植物・精密機械などの定温輸送にも活用されています。

非常に有能な車種の2tトラックの冷凍車・冷蔵車です。

パッカー車


                                                                    

日本に住んでいれば誰でも必ず目にする『ゴミ収集車』、『清掃車』、『塵芥車』と呼ばれている

『パッカー車』がなければ私たちの衛生的な毎日の生活は成り立ちません。

そんな当たり前の日常を作ってくれているエッセンシャルワークに徹する車種の『パッカー車』に頭は下がるばかりです。

 

 

私たちの生活や経済活動における各家庭や各生産施設から排出される廃棄物は地方自治体ごともしくは広域での共有施設としての『清掃工場』で焼却処理されています。

環境問題が重視される現在の『清掃工場』は私たちに有害なガスや廃液など害を与えることは無く、むしろ余熱利用で温水施設や温浴施設などで地域に還元をするのが当たり前になっています。

 

しかし、『嫌悪施設』としてその設置場所に関しては誰もが自分の住む地域には迎えようとしません。

そしてどうしても遠隔地での設置となってしまうのです。

その遠隔地にある『清掃工場』へいかに効率よく大量の廃棄物を運搬するか、『パッカー車』がその実力を発揮するのです。

 

もちろん日本の『パッカー車』の性能。・耐久性は世界最高水準です。

2tトラックの『パッカー車』は廃棄物ばかりでなく造園業者によって街路樹の選定・伐採によって出た枝葉を走りながら回収するなどの他の用途でも使われています。

 

 

2tトラックを生産する各メーカー

 

優秀な2tトラックを世に送り出している商用トラックメーカー4社をご紹介したいと思います。

 

三菱ふそうトラック・バス株式会社(キャンタ―)

 

2005年(平成17年)からダイムラー社の傘下のトラックメーカー三菱ふそうトラック・バス株式会社です。

ダイムラーグループの『情熱』『尊重』『誠実』『規律』という企業理念ののなか、三菱の技術の血を受け継ぎ優秀なトラック・バスを開発・生産してきています。

 

もとは旧三菱造船所からその技術を引き継ぎ生まれた『三菱ふそう』です。

この『ふそう』いうネーミングもこの旧三菱造船所(株)神戸造船所で1932年(昭和7年)に造られたガソリンバス第1号『ふそう』から由来しています。

 

ガソリンバス第1号『ふそう』開発から1世紀に近づく間、研究の積み重ね続けられた『三菱ふそう』のエンジンは振動・騒音が少なく、長距離向きでシートの座り心地も良く、多くのドライバー好評を得ています。

 

ドライバーの安全と快適を追求した2tトラックキャンタ―はパワーのあるエンジンにも定評があります。

高度な予防安全システムを搭載し、さらに、『人を基本とした快適な走り』と『新次元の効率性・経済性を追求』した車種です。

運ぶことで、人をつなぐ、社会をつなぐ、そして未来をつなぐ。ロジスティクスの新しい時代を創り出すトラックメーカーです。

 

 

日野自動車(デュトロ)

 

日野自動車株式会社は1942年(昭和17年)に、その前身である「東京瓦斯(がす)電気工業株式会社」の自動車部門であった日野製造所が独立し、スタートしました。

現在はトヨタグループ傘下であり、日本のトラック・バス業界最大手のトラックメーカーです。

 

 

「トヨタ・ハイラックス」の開発では『日野自動車』が設計組み立てを行い、ランドクルーザープラド、トヨエースなどトヨタの自動車を製造し、関係する業界関係者のみならず一般消費者にもその技術力の高さを示しています。

 

自社が掲げる基本理念『もっとはたらくトラック・バス』『豊かで住みよい持続可能社会』に基づき隊列走行・ロードトレインによる高効率な大量輸送に向けて国内をリードし、トラックメーカー業界最大手としての大型自動車開発の技術力の高さで次世代へ向けて貢献しています。

 

2tトラックのなかで一番歴史を持っているデュトロは性能・品質の高さに定評があり故障が少なく安定走行出来ると、日野自動車の技術力は高く評価されています。

『人、そして物の移動を支え、豊かで住みよい世界と未来に貢献する』を掲げるトラックメーカー『日野自動車』です。

 

 

いすゞ自動車(エルフ)

 

日本で最古の自動車メーカーの「いすゞ自動車株式会社」通称『いすゞ』は、1916年(大正5年)の創業です。

国策による国内自動車製造の振興のため、当時の鉄道省の協力のもと始まった自動車開発の流れのなか、1934年(昭和9年)に商工省標準形式自動車を伊勢神宮の五十鈴川に因(ちな)んで「いすゞ」と命名し日本の世に送り出しました。

 

 

いすゞのホームページにある社長の言葉を見ると

『いすゞ自動車は商用車メーカーとして、小型はピックアップトラックから、大型は16リッターの大排気量エンジンを搭載したトラクタまで、幅広いラインナップの製品を世界150ヵ国以上の国々のお客様にお届けしています。また、ディーゼルエンジンを他社製車両や、産業用エンジンとしても供給するというユニークなポジションを確立しております。』とあります。

 

そして『物流・社会インフラ・エネルギーで持続的発展が可能な社会づくりに貢献します。』という単体でのトラックメーカーという枠を飛び越えてOEM供給という多様性へ対応しながらトラック業界全体の発展を視野に入れた企業としての動きを考えています。

 

いすゞのラインナップは2tトラックのエルフ、中型トラックのフォワード、そして、大型トラックのギガなどです。

品質・信頼性の高い、長い実績を積み重ねてきたディーゼルエンジンを搭載し、音や環境に配慮しながらパワフルで安定した性能を発揮できるトラックです。

 

2020年にはUDトラックスを傘下に納め、トラックメーカーの雄として業界を牽引する一社です。

『道を拓き、街を創り、人が暮らす』という『いすゞ』の言葉。

そして、その発展に必要不可欠なのは『運ぶ』力であり、商用車とディーゼルエンジンのプロフェッショナルとして最先端の『運ぶ』力で支える、といすゞは続けています。

2tトラックエルフはトラックの事故実態を分析しての最適な装備を搭載しています。

そして、経済性と効率にこだわった燃費を実現するためにいすゞの粋を集めています。

そのイメージソング通り『いつまでもどこまでも♪』ドライバーに優しいいすゞです。

 

 

UDトラックス株式会社(カゼット)

 

もともとは日産の関連企業日産デイゼル工業はその前身の民生デイゼル工業時代にGMとライセンス契約を結んで日本で唯一の単流掃気方式2サイクルディーゼルエンジン(Uniflow Scavenging Diesel Engine)を日本の市場に出しました。

UDエンジンと呼ばれたその頭文字が社名の『UDトラックス』の成り立ちに由来します。

 

しかし生産終了した今は”Ultimate Dependability”(究極の信頼)に由来するとしています。

その究極の信頼は一旦はボルボの傘下になった後でも生き続け、終わりなき究極の信頼を目指しました。

そしてなお、大型トラックを専門に開発している『UDトラックス』は2020年(令和2年)、『いすゞ』に買収されました。

CASE時代到来に本格的に取り組むための各社の模索、『トラック戦国時代』に巻き込まれた形で『UDトラックス』は翻弄されています。

 

しかしながら、これで日本のトラックメーカーは大きく、いすゞ・UDトラックス連合、トヨタ自動車傘下の日野自動車、独ダイムラー傘下の三菱ふそうトラック・バスの3陣営に集約されることになりました。

 

2tトラックは『カゼット』大型トラックは『クオン』中型トラックは『コンドル』です。

エンジンとクラッチが強力であることが日産ディーゼル時代からよく知られています。

 

『ビジネスニーズに応える幅広い車種を取りそろえ、トラックに求められる燃費性能、安全性能、運転性能を確かなものにし、UDトラックスならではの万全のサポート体制が、より効率的な物流を実現』させることを目標に掲げてこの2tトラック『カゼット』を送り出しています。

 

価格

 

2tトラックの新車での価格は、商用車両であるトラックばかりではなく、軽自動車、普通自動車までのあらゆる自動車と同様に上昇傾向にあるとご理解ください。

世界を挙げての環境対策に当然ながらトラック業界も取り組んでおり、当然その研究開発費も新しく搭載される環境対策機器も新車両の価格に上乗せされてきます。

2tトラックの架装前出荷時の価格は500万円は見ておいた方が無難なようです。

そして架装にかかる費用が当然あります。

 

その高額な価格から、ならば中古車を購入しようかという考え方も間違いではないでしょう。

その時にはよく吟味してください。

 

事業計画において、購入した車両をどれだけ走らせるのか、用途は何に使うのか。

当然かかってくるメンテナンス費用を計上しなければなりません。中古車の価格の安さのメリットの裏側には新車の価格に含まれる定期点検の費用やメーカー保証の安心メリットなども合わせて比較するべきでしょう。

 

用途に合った気に入った中古2tトラックが見つかれば、新車より納期が早かったり当然のことながらきれいであったりとメリットがあるでしょうが、この比較はやはり具体的な数字で行ってみてください。

 

おわりに

2tトラックの強みはなんといってもそのサイズの小ささでしょう。

世の中はECの登場とその発展とともに、その物流量は右肩上がりで増えています。

しかもBtoB(企業間での取引)ではなくBtoC(企業と直接個人との取引)の取引が増えているために、物流量の増加は個数の増加になっています。

しかも、ECサイトの利用は人口の密集する都心部に集中するので輸送に、個々の配達に小型車は不可欠なのです。

 

AI搭載のロボットの配達輸送車が近い将来登場するでしょう。
しかしながら全自動化には少しの時間がかかることでしょう。

それまでのしばらくはロボットが運べる状態に人間の手でセッティングしてやらなければならないでしょう。

都心部に出来るであろう配送ステーションから各エンドユーザーへの配送には狭小道路での配送や待機・駐車場所の問題を考えると大型トラックや中型トラックより2tトラックのほうが便利で現実的でしょう。

 

2tトラックはその小ささから生まれる利便性に必要となる架台を組み合わせてさまざまな可能性を具現化できます。

その時の最適を考えてこの2tトラックを活かしてみませんか。

 

社会に、環境により優しいトラックが各メーカーから生み出されていきます。

現在、日本の人口減少に加えての少子高齢化は生産労働人口の減少を招いています。

少し間違えれば『働き方改革』に反する劣悪な環境を作ってしまいかねない方向に進もうとしています。

 

これまでの二度に渡った免許改正も日本の未来を見据えての改正なのかも知れません。

これから大事なのは若い力です。それを発揮する若者を徐々に育て上げるための改正と考えてもいいのではないでしょうか。

 

物流・トラック運送にしても建設業にしても3Kの代表選手に称されて、若者が喜ばない業界です。

しかしこの物流・トラック運送は日本という国の基幹産業であり、今の安泰の日本があるのも2tトラック、小型車をはじめとする多様な車種のトラックという縁の下の力持ちが活躍して来てくれたからのことなのです。

 

これから先の未来の日本を支えていくのも私たちだと物流・トラック運送、建設業に従事する若者たちに胸を張って日々の仕事をしてもらいたいものです。

そして、2tトラック、小型トラックをはじめとする多くのトラックもより良い日本の未来のために寄与していると考えてもらいたいものです。

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