ロードローラーとは?種類、必要資格から他のローラーとの違いまでを解説!

ロードローラーは地面を重量ある車体とローラーで踏み固める建設機械の総称です。

今回の『豆知識』ではこのロードローラーを取り上げました。

その種類、必要な資格、他のローラーとの違いをご紹介します。

建築・土木を問うことなく必ずその工事期間中に一度は登場するロードローラーです。

これまで使われてきたロードローラーの再認識に今回の『豆知識』を役立ててください。

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ロードローラーとは?

ロードローラーとはその重い自重を利用してローラーで地面を押し固める建設機械です。

官公庁ではこのロードローラーを「締固め用機械」と呼んでいます。

体育施設工事となるグランド整地の押し固めや道路工事における各路床・路盤の転圧・締固めなどに主に使用されています。

大型の鉄製車輪や複数のゴムの車輪が特徴です。

地面を均一に押し固めるために重量が大きい大型の車輪を回してロードローラーは作業を行います。

そして、ロードローラーにはその目的や工事条件によって使い分けられる複数の機種が用意されています。

 

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ロードローラーの種類や違い

ロードローラーにはタイヤローラーを代表にさまざまな種類があり、転圧する対象や場所で使い分けを行います。

ロードローラーの種類と役割をご紹介します。

 

・タンデム式

建設作業に一番使われているロードローラーです。

前後に一つずつの車輪を持つのがタンデム式の特徴です。

ちなみにタンデム(tandem)とは前後に二頭の馬を並べた馬車のことをいう英語です。

車輪は鉄輪で車体幅と同じくらいのサイズです。

ロードローラーの中では中型サイズになります。

 

・マカダム式

このマカダム式ロードローラーも鉄輪のみのローラーを持ちます。

車輪は3輪が配置され、前輪に1輪、後輪に2輪のスタイルが特徴です。

19世紀にスコットランドの技術者であるジョン・ロウドン・マカダムによって考案されたロードローラーでその名前が命名されました。

路面を平坦に仕上げるのに向くロードローラーです。

 

・タイヤ式(タイヤローラー)

複数のゴムのタイヤを前後に配置するロードローラーです。

前輪に4輪、後輪に3輪を配置するロードローラーが主流です。

タイヤローラーの重い自重とゴムタイヤの空気圧による反発力で締固める力を強めます。

道路工事におけるアスファルト舗装での転圧、締固めに使われます。

 

・ハンドガイド式(振動ローラー)

ハンドガイド式(振動ローラー)は乗車式のロードローラーではなく、手押しのロードローラーです。

大型のロードローラーが進入できない狭小部分や舗装の端など小型ロードローラーである利点を活かし使用します。

振動での締固めは砂利や砂の転圧を行う際に有効です。

 

・コンバインド式

鉄製の幅広いローラーとゴムタイヤが前後に配置されているロードローラーです。

コンバインド(combined)は「混合された」という意味で、前後の鉄製ローラーと複数のゴムタイヤが両方の利点を持ち、道路工事においては工事過程のどの場面にも利用できるロードローラーです。

 

ロードローラーの操縦に必要な免許・資格

ロードローラーを公道で運転する場合には運転免許が必要となり、作業における操縦には作業資格が必要となります。

 

・タイヤローラーの公道運転に必要な運転免許

道路交通法においてロードローラーは大型特殊自動車に分類されるため、運転免許としては大型特殊免許が必要となります。

教習所での教習受講による取得と、一発試験を受験して取得する方法があります。

その際の必要受講数は保有免許で減ることがあります。

普通自動車免許を保有していれば学科教習は免除され、技能講習の6時間だけで取得ができるようになります。

普通免許の保有が無い場合は、学科教習22時間、技能講習12時間となります。

 

・ロードローラーの操作に必要な資格

ロードローラーの操作には「締固め用機械運転者」が必要な資格となります。

厚生労働省が主管する国家資格である「締固め用機械運転者」は締固め用機械特別教育を修了した者に与えられる資格です。

この資格でロードローラーやハンドガイド式ローラーから大型の乗車式ロードローラーまですべての運転が可能になります。

特別教育は各事業所(製造メーカー等)又は都道府県労働局長登録教習機関において行われており、学科講習6時間、実技講習4時間で取得が可能です。

 

※関連記事です、是非ご参照ください!

重機に必要な免許の種類を徹底解説!取得費用や期間についてもご紹介』

 

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ロードローラーの操作方法

ロードローラーの操作方法では、その車両重量が非常に大きいことを意識して下さい。

始業前の点検も重要です。

ロードローラーの命とも言えるローラーに付着物がないか、タイヤ圧は均一か、そのタイヤ圧はその日の作業に合わせたもので調整されているかを確認してください。

均一に整地するためにはレベルが保たれた平地で行うことが理想ですが、作業面に傾斜がある場合には必ず昇り方向に向いて作業してください。

車両重量の大きなロードローラーでは、一度事故を起こしてしまえば重大災害に直結することをよく意識して操作に当たってください。

 

まとめ

重機・建設機械のどれ一つをとっても、不要な機械は1台もありません。

日本の重機・建設機械は優れた性能と耐久性を持ち合わせて世界中のどの国にでも人気です。

ロードローラーは、その人気機械の一つです。

しかしながら、高性能と高耐久性を持ち合わせたロードローラーの新車価格は当然ながら高額になってしまいます。

そこで、中古のリーズナブルな価格のロードローラーが海外で人気です。

トラックファイブでは創業20年、年間に12千台以上のトラック・重機の買取を行っています。

ご不要になった、もしくはご不要になる予定のロードローラーがあれば是非お声がけください。

ご納得いただける高価買取をさせていただける努力をいたします。

トラックファイブをよろしくお願いいたします。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

【参考】中古トラック・重機の買取相場はこちら

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