ナンバープレートの盗難はなぜ起こる?盗難対策や盗まれた場合の再発行方法を解説

1995年からナンバープレートの「希望番号制度」が始まり4桁以下のアラビア数字を自由に選ぶことができるようになりました。

どのドライバーも我が愛車は可愛く、世界に一台の我が愛車のナンバープレートに愛着を持っていることでしょう。

そしてこの大切なナンバープレートを病的に愛するマニアたちがいます。

一部のマニアたちの間では盗難品のナンバープレートの売買がなされ、またこのナンバープレートを犯罪に使う悪者も世にはいます。

今回の『豆知識』ではこのナンバープレートを取り上げました。

盗難が起きる理由、盗難対策や盗まれた場合の再発行方法を解説いたします。

 

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ナンバープレートが盗難される理由は?

ナンバープレートを盗むことは、それ自体が犯罪ですが、他の犯罪を起こすために他人のナンバープレートを盗むことがあるようです。

自身の身を隠すために、犯罪に利用するトラックに盗用したナンバープレートを装着したり、偽造ナンバーを作ったりするために盗むのです。

 

そして、最近ではマニアたちの間で装飾品として売買されたり、希少価値のある古いナンバープレートや珍しい番号のナンバープレートが高額な価格で取引されたりしています。

「JDM PLATE」で検索すれば多くの出品されたナンバープレートの画像があがってきます。

JDMは「Japanese Domestic Market」の頭文字です。

その名の通り日本市場といった意味なのですが、日本仕様のものを特定する用語として、海外にいる日本ナンバープレートのマニアたちが日夜このJDMのキーワードを検索して、ネット上をウロウロしているのです。

模造品や富士山・浮世絵などがプリントされたナンバープレートもたくさんありますが、なかには明らかに現役のナンバープレートらしきものの出品もあります。マニアたちの楽しみといえどもこれらが本当に現行のナンバープレートであれば明らかに犯罪です。

 

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ナンバープレートの盗難件数

「自動車盗難等の発生状況等について」を2023年2月に警察庁が公表しています。

2022年に車両の部品が盗難被害に遭う「部品ねらい」13,301件のうち、ナンバープレートの盗難被害件数は6,231件あり、46.8%を占めています。

この6,231件が多いのかどうかの判断は別にして、盗難被害に遭う車両の部品としてカーナビなどとの違いは車内の部品ではなく、外部にむき出しで取り付けられているということです。

そして、盗難されたナンバープレートは他の犯罪に悪用されるケースもあります。

部品全体の盗難件数は減ってきているものの、ナンバープレートが占める割合が減らないことに警察庁は危惧し、防盗性が高い「盗難防止ネジ」の普及を推進しています。

 

ナンバープレートの盗難対策

多様化する犯罪に盗難品のナンバープレートが悪用される手口があとを絶たず、警察庁もナンバープレートの盗難対策を呼びかけています。

ナンバープレートを盗まれればもちろん走行は出来なくなり、業務用として使用中のトラックであっても盗まれれば使えなくなってしまうのです。

生活の糧を奪われることと同様であるこのナンバープレート盗難への対策をご紹介します。

 

・盗難防止ネジ

ナンバープレートはネジのみで装着されています。

これまでは誰もが簡単に取り外し可能なネジが使われていましたが、現在では簡単に外せないように、特殊な工具が無ければ外すことができないネジがたくさん出回っています。

警察では街の整備士さんの協力を得て盗難防止ネジ取付けを行い、キャンペーンを実施してその普及を推進しています。

新しいタイプのネジの中には六角レンチで締めたあと、その六角の穴に封印プラグを打ち込んでレンチが入らないようなタイプまであります。

そして外し方は公表されておらず、必要な時が来たらメーカーが直接教えてくれるようです。

なんとも面倒な盗難防止ネジですが、価格にして1,000~2,000円くらいで安価です。

但し、人間が考え出して人間が作ったものですから、いつか必ず誰かに外されてしまう時がやって来ます。

盗難防止ネジのみに頼ることなく、他の盗難防止方法も考えあわせることが必要かと思われます。

 

・駐車場の選択

愛車を駐車させる駐車場の選択は重要です。

窃盗団は自分たちが悪いことをやっているともちろん自覚しています。

路上駐車が一番盗難に遭う危険性は高いです。

ナンバープレートの窃盗がしにくい明るく広い駐車場や防犯管理された駐車場を選べばひとまず安心を得ることはできるでしょう。

乗用車であればタワーパーキングに入れればまず盗難に合うことはないでしょうが大型車両であるトラックの場合そんなわけにはいきません。

トラックの場合はどうしても駐車のために広い場所に向かってしまいますが、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアがきちんとゾーンニングされている場所に駐車すれば監視カメラが24時間見張っていて安心です。

駐車場が満車時に駐車ゾーン以外での駐車にはくれぐれもご注意ください。

 

・車両保険

ナンバープレートの盗難防止に念には念を入れてください。

強力な盗難防止用ネジでもいずれは人の手で外されるようになってしまうでしょう。

ころばぬ先の杖です。

盗難防止ネジを利用したり、ナンバープレート窃盗団が行動しにくい駐車場に止めたりしても盗難に遭ってしまうことはあるでしょう。

そんな時のために車両保険の利用も考えてみてください。

車両保険は盗難に遭ってしまった際にかかる再発行時の仮ナンバー代金、新規ナンバープレート代金など一連の費用を請求できます。

当然、このためには車両保険に加入しなければなりません。

しかしながらナンバープレートの盗難はナンバープレートが車外に装着されている限り避けることのできない種類の犯罪かも知れません。

最終的に頼れるのはこの車両保険しかないのかも知れません。

ただ、保険を使うことによって等級が下がる可能性があります。

万が一の際には保険会社に問い合わせる必要があるでしょう

 

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ナンバープレート再発行の手順

万が一のナンバープレートの盗難に遭った場合にどう行動するのか。

ナンバープレート盗難の被害に遭ったとしても、ナンバープレート無しで公道を走行すれば道路運送車両法違反となります。

仮に車検切れで自賠責保険も切れている車両であれば、違反点数は12点となり90日間の免許停止、最大で80万円の罰金が科されます。

ナンバープレートが無いということは、それと同等の車両と見なされてもおかしくありません。

そうはならないようにナンバープレート再発行までの手順をご紹介します。

 

・警察署(盗難届)

ナンバープレートを盗まれた場合、まずはすぐに警察に届け出ることが大切です。

盗難届を提出することで、警察は盗難車両の捜索をスタートします。

その際に「盗難届受理証明書」を発行してもらいます。

もしもそのような証明書を発行していない場合は届け出た警察署・日付・届出が受理された番号(受理番号)をメモしておいて下さい。

まずは警察署に盗難届を出すことでナンバープレート再発行までの手順はスタートします。

 

・市区町村の役所(仮ナンバー申請)

JAF などのロードサービスに連絡し車をレッカーで移動させるか、役所に出向いて仮ナンバーを取得する必要があります。

仮ナンバー(自動車臨時運行許可申請)は本来公道を走行することができない車検切れ自動車などを道路運送車両法第35条に定められた条件の下、「特例的に一時的に」運行許可を与えるナンバープレートです。

市区町村などが臨時に貸し出す仮のナンバープレートのことを言います。

そしてその貸出期間は原則として1日間です。

道路運送車両法第35条により、仮ナンバーの有効期限は5日間を超えることはできません。

仮ナンバーの申請の手続き方法です。

まずは当該車両を動かす当日に申請を受け付けてもらいます。

必要な書類は下記になります。

・自動車臨時運行許可申請書

・自動車検査証等の自動車を確認するための書面

・仮ナンバー使用期間中に有効な自動車損害賠償責任保険証明書

・申請者の住所がわかる運転免許証などの本人確認書類

 

費用は750円ほどです。

仮ナンバー使用後はすみやかに申請した窓口に返却してください。

郵送での返却を受けつける自治体もあるので必要に応じて確認してください。

 

仮ナンバーの返却を行わない場合、道路運送車両法第35条第6項違反、同第108条罰則の規定により、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられることがあります。

そして、仮ナンバーの使用は一つの臨時運行目的に対し1回限りとなることをよく承知してください。

 

・陸運支局(ナンバー申請)

仮ナンバープレートを付けて陸運支局までナンバープレート発行のための申請に行きます。

紛失・盗難で現在のナンバープレートの返納が出来ない場合には同一番号での再発行は出来ません。

「番号変更」や「登録番号標交換申請」の手続きになります 。

この場合、ナンバープレートが盗難で返納出来ないことを説明する「理由書」が必要になります。

理由書には「届出警察署」「届出年月日・受理番号」を記入しなければいけなので必ず警察署に届出を行わなければならないのです。

警察署に届け出て「盗難届受理証明書」を発行してもらうことや、届け出た警察署・日付・届出が受理された番号(受理番号)をメモしておくことがここで活きてくるのです。

再交付(番号変更)に必要な書類は下記になります。

・自動車検査証

・所有者の委任状(所有者本人が申請できない場合)

・理由書(返納出来ないことを説明する)

・もしも被害が1枚だけの場合、残ったナンバープレート

・ナンバーを希望した場合、希望番号予約済証または予約受付番号などの情報

 

一連の手続きを済ませてから、新しいナンバープレートをもらうために後日また陸運支局まで行かなければなりません。

役所に仮ナンバーを返却できるのはそれからになります。

 

ナンバープレートの再発行費用

ナンバープレート交付手数料は1枚約1,000円、2枚1組で約2,000円です。

ナンバープレートの盗難に遭ってから警察に届け出し、役所で仮ナンバーを発行してもらう際に750円の費用が発生しナンバープレート交付に2枚1組で約2,000円かかり、必要な費用2,750円ほどです。

プレートが無いために利用したロードサービスのレッカー代があれば、その費用が加わってきます。

行政書士やディーラーが代行して業務の一つとして行ってくれます。

その場合の費用は数千円から数万円です。

人間1人が動く代行サービスですので、想像していただければ金額も想像できるかと思います。

もちろん、それまでの付き合いや、今後の付き合いでその金額は変わることと思います。

 

ナンバープレートの再発行費用自体は大した金額ではありませんが、盗難から再発行までかかる時間、その間にできなくなる仕事における損失、愛車のナンバープレートを盗難されたという精神的なショックは費用に換算したらかなりの金額になるはずです。

ナンバープレートの盗難にはやはり遭いたくないものです。

 

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まとめ

AIの時代に世は進みつつありますが、このナンバープレートは無くならないでしょう。

第三者の目から簡単に視認可能なナンバープレートの4桁の数字は起きてはならない事故等での該当車両の特定に役立つからです。

自身の身は自身で守るほかは無いようです。

今回の『豆知識』」を参考にしていただきナンバープレートの盗難防止に努めていただき、それでも盗難に遭ってしまった際には、ここで説明させていただいた対処法でナンバープレートの再発行を行ってください。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからもさまざまな情報をお届けします

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