トラッククレーンはどんなトラック?特徴や必要な免許を解説

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トラッククレーンとホイールクレーン

トラッククレーンとは?

「移動式クレーン」はその定義のなかで、トラッククレーンとホイールクレーン、その他のクレーンの3つに大きく分類されています。

移動の形態やクレーンの使用形態によって分類されています。

トラッククレーンはトラック式キャリア型クレーンとも呼ばれ、トラックそのものに後付けでクレーンを搭載したものや、専用のクレーンキャリアにクレーンを搭載した形態のものがあります。

そのなかで一番の特徴は、公道を自走する際に移動用のキャビン(運転室)が運転専用室になっていて、クレーン操作室と兼用になっていないことです。

クレーンの操作は別途設置されたクレーン運転席か外部で行います。

 

トラッククレーンの種類

①トラッククレーン

クレーン用キャリアに旋回サークル、クレーン装置を設置し、アウトリガーも装備されたスタイルのクレーンです。

公道走行用の運転室とレッカー操作室はそれぞれ別に設置されています。

 

②車両積載形トラッククレーン

車両積載形トラッククレーンはその名称の通りトラックのキャビンと荷台の間や荷台にクレーンを積載したトラッククレーンのことです。

一般的には「ユニック車」という名称で知られています。

一人でクレーンを使った荷の積み降ろし作業ができ、運送業や建設業でよく使用されています。

 

③レッカー形トラッククレーン

トラックのシャーシをサブフレームで補強して、架装してトラッククレーンとして仕上げられたものです。

シャーシ後部に事故車けん引用のピストンフック、ウィンチ等が装備されています。

 

④オールテレーンクレーン

オールテレーンは英語でAll Terrain、「全地対応」という意味になります。

ラフテレーンクレーンとその姿はよく似ていますが、オールテレーンクレーンはキャビン(運転室)とクレーン操作室が分かれており、ラフテレーンクレーンよりも大型の車両が多く、その大きさが故にクレーン部を解体し別途移動させることもあります。

複数の車軸と車輪は全駆動全操舵となっていて、不整地の走行も可能な大型車両が多いトラッククレーンです。

 

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ホイールクレーンとその他クレーン車の種類

ホイールクレーンとは?

ホイールクレーンはホイールクレーンとラフテレーンクレーンとに分類されます。

クローラー(キャタピラ)で不整地を移動するクローラークレーンに対してホイールで移動のできる種類のクレーン車です。

キャビン(運転室)とクレーン操作室は一つになっているのが特徴です。

 

●ホイールクレーン

前輪2本、後輪1本の三輪式、もしくは四輪式のクレーン車です。

クレーン作業時にはアウトリガーを装備したスタイルのもの、または、前輪タイヤの外側に鉄輪が装着されていて地面に接地することで安定させるスタイルのものがあります。

 

●ラフテレーンクレーン

ラフテレーンは英語でrough terrain、「不整地対応」という意味になります。

ラフテレーンクレーンも全駆動全操舵で都市部の狭隘敷地内の建設現場で活躍します。

 

その他クレーン車

●クローラークレーン

走行部がクローラー(キャタピラ)の台車の上にクレーンが設置されたクレーン車です。

もちろん公道の自走は不可能で必ず回送車を利用して移動します。

 

●鉄道クレーン(ロコクレーン)

ロコクレーンのロコはロコモティブ(Locomotive:移動能力)という意味です。

移動ができるクレーンということです。

ちなみに機関車はSteam Locomotive、頭文字をとってSLです。

これまで鉄道レールを走る列車の救援や工事用、橋梁の架設に使用されましたが、現在ではその役割を果たすのはトラッククレーンに変わりつつあります。

 

●浮きクレーン(フローチングクレーン)

水上に浮き、揚重作業を行うクレーンです。

台船上に設置されたクレーンで、海上・河川などでの工事やサルベージ作業などで活躍します。

 

車両積載型トラッククレーンの種類

通常クレーンタイプ

車両積載型トラッククレーンにはいくつかのタイプがあります。

まずは街中でも走行する姿を見かけるキャブバック型とも呼ばれるもので、一般には「ユニック車」と呼称されているトラッククレーンです。

ちなみに、ユニックは古河ユニック株式会社の商標名です。

トラックの荷台と運転室の間に小形のクレーン装置を搭載したトラッククレーンです。

ドライバー一人でクレーン作業と移動ができるので、建設現場内の小運搬などにも活用されている人気のトラッククレーンです。

 

荷台内装クレーンタイプ

荷台内架装型とも呼ばれるトラックの荷台内にクレーンを設置したタイプのトラッククレーンです。

平ボディトラックの荷台内にクレーンが積載されるので、荷台はクレーンに積載場所を一部使われてしまいますが、造園業や石材店などの作業車両として用いられることが多いです。

 

ハイジャッキ付きタイプ

通常のアウトリガーよりも張り出しているジャッキが長く丈夫に作られています。

このジャッキを使いトラック全体を傾けて後部より小型ユンボなどの重機を載せて回送することができます。

別名をセルフローダーとも呼びます。

 

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車両積載型トラッククレーンの上物メーカー

タダノ

日本国内の車両積載型トラッククレーンを二分して製造販売しているうちの1社です。

株式会社タダノは車両積載型クレーンばかりではなく、建設用クレーン、高所作業車などを製造・販売する世界最大手級の建設用クレーンメーカーです。

一般的な通称でユニック車となってしまっていますが、タダノでは「カーゴクレーン」を正式名称としています。

さまざまなクレーン車の開発も行っており、最大吊上荷重700tのオールテレーンクレーンもあります。

そして、さまざまなメセナ活動も行っており、自社のクレーンを使ってチリのモアイ修復プロジェクトに参加や、高松塚古墳の石室解体作業にも技術協力を行い、カンボジアのアンコール遺跡群の修復には自社製品を寄贈しています。

 

古河ユニック

ユニック車はこの古河ユニック株式会社の登録商標です。

1961年に日本初の油圧式トラック架装用クレーン「UNIC100」を開発し今日では「ユニック車」が車両積載型トラッククレーンの代名詞ともなっています。

古河ユニックのクレーンは赤色、ちなみにタダノのクレーンは青色です。

ユニッククレーンの他にはユニックパル、グラップルローダ、ミニ・クローラクレーンなど多数のクレーン関連機器を製造・販売しています。

 

トラッククレーンの運転に必要な免許

運転免許

トラッククレーンの運転にはトラックの車両区分にもとづいた自動車免許が必要となります。

下記表を参考にしてください。

必要になる免許 車両のサイズ
普通自動車免許 最大積載量2t未満、車両総重量3.5t未満
準中型自動車免許 (5t限定) 最大積載量3t未満、車両総重量5t未満
準中型自動車免許 最大積載量4.5t未満、車両総重量7.5t未満
中型自動車免許 (8t限定) 最大積載量5t未満、車両総重量8t未満
中型自動車免許 最大積載量6.5t未満、車両総重量11t未満
大型自動車免許 最大積載量6.5t以上、車両総重量11t以上

 

移動式クレーン運転士免許

トラッククレーンの操作には吊上げ荷重に応じた資格が必要になります。

下記表を参考にしてください。

対応する荷重 操作に必要な資格 実施団体
吊上げ荷重5t以上 移動式クレーン運転士免許 (公)安全衛生技術試験協会
吊上げ荷重1t以上5t未満 小型移動式クレーン運転技能講習修了 (社)労働技能講習協会
吊上げ荷重1t未満 移動式クレーンの運転業務特別教育修了 (社)日本クレーン協会など

 

玉掛け資格

車両積載型トラッククレーンを利用する際に必要になるのが国家資格である玉掛け資格です。

荷重1t未満は「玉掛け特別教育」、1t以上は「玉掛け技能講習」が必要です。

技能講習を受けた上で、学科と実技の試験をする手順となります。

クレーンの免許があれば受講科目を免除され、短時間で取得することができます。

それくらいクレーン作業と玉掛けは一対のものとなっているということです。

 

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まとめ

トラッククレーン、そのなかでも車両積載型トラッククレーンは私たちの生活に間接的ではありますが深くかかわっています。

トラッククレーンは長い歴史のなかで先人たちが汗した苦労と経験が結集したものです。

物流業・建設業などで人力を補い、活躍しています。

これから先も私たちの生活の変化に合わせてトラッククレーンも進化していくことでしょう。

今回の『豆知識』ではトラッククレーンの概要を皆さまにお伝えいたしました。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお伝えします。

【参考】トラッククレーンの買取相場・実績はこちら

【参考】トラック・重機の買取相場・実績一覧はこちら

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