
ハブベアリングなどの故障が原因の車の異音と交換目安を解説
走行中に「ゴー」「ゴロゴロ」といった聞きなれない異音が気になったことはありませんか?
その異音は、ハブベアリングなど重要な部品の故障が原因かもしれません。今回の『豆知識』では、ベアリングの役割や種類といった基礎知識から、ハブベアリングの異音、ドライブシャフトやプーリーの故障がもたらす症状、さらには修理や点検を依頼すべき専門業者までを詳しく解説します。
大切な車を安全に乗り続けるために、ぜひ今回の『豆知識』をご一読ください。
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目次

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ベアリングとは?
ベアリングとは、自動車をはじめとするあらゆる機械の回転部分において、摩擦を減らし、動きを滑らかにする役割を担う重要な部品です。
例えば、車がスムーズに走行できるのは、タイヤの回転を支えるハブベアリングが、車軸とホイールの間の摩擦を最小限に抑えているからです。
自動車以外にも、電化製品のモーター、航空機、医療機器、さらには風力発電機に至るまで、様々な分野でベアリングは、機械の効率的な動作と長寿命化に貢献しています。
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ベアリングの種類
ベアリングは、その構造や役割に応じていくつかの種類に分類されます。それぞれの特徴を理解することで、自動車のどの部分でどのようなベアリングが使われているかをより深く知ることができます。
そのベアリングの種類を見てみましょう。
滑り軸受
滑り軸受にはボールやニードルのような回転体がありません。軸と軸受の金属の接触面に油膜を介在させることで、摩擦を減らして回転をスムーズにする方式のベアリングです。
金属である部品同士が直接接触しないため、騒音や振動が少なく、高速回転に適しています。主にエンジンのクランクシャフトやカムシャフトなど、精密な動作が要求される部分に用いられています。
転がり軸受
転がり軸受は、軸と軸受の間にボールやローラーなどの「転動体」を挟むことで、接触摩擦を転がり摩擦に置き換えて、回転を滑らかにする方式のベアリングです。
比較的大きな荷重に耐えることができるため、自動車の車輪や列車の車輪を支えるハブベアリングなど、さまざまな箇所で広く利用されています。
スラストベアリング
スラストベアリングは、回転軸と垂直方向、つまり「スラスト方向」にかかる荷重を支えることに特化したベアリングです。
クラッチの切り離し機構や、ステアリングの回転部分、重機の旋回部など、押さえつけるような力がかかる箇所に用いられています。
ラジアルベアリング
ラジアルベアリングは、回転軸と直角方向、つまり「ラジアル方向」にかかる荷重を支えることに特化したベアリングです。
自動車の車軸や、建設現場の重機、発電機など、幅広い用途で使われています。ラジアルベアリングは、転がり軸受の代表的なものであり、非常に高い効率で回転をサポートします。
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ベアリングの故障が原因の車の異音と交換目安
自動車のベアリングは、故障すると特徴的な異音を発します。
その異音の種類や音のする場所によって、どのベアリングに問題があるかを判断する手がかりになります。
ハブベアリングの場合
ハブベアリングは、タイヤと車体をつなぎ、車輪の回転を支える重要な部品です。このベアリングが劣化すると、走行中に「ゴー」「ゴロゴロ」といった低く連続的な異音が発生します。異音は、走行速度が上がるにつれて大きくなる傾向があります。
また、ジャッキアップさせてタイヤを空転させた時に、スムーズに回らない、あるいは手で回すとガタつきが感じられることもあります。
ハブベアリングは消耗品であり、異音が発生した時点ですでに劣化が進んでいるため、放置すると最悪の場合、走行中にタイヤが外れる危険性があります。異音に気づいたら、すぐに交換を検討してください。一般的に、交換目安は走行距離10万kmから15万kmとされています。
ドライブシャフトの場合
ドライブシャフトは、エンジンの動力をタイヤに伝える回転軸です。ドライブシャフトの根元や先端にあるベアリングが劣化すると、ハンドルを左右に大きく切って曲がった際に「ゴトゴト」「カリカリ」「カタカタ」といった音が発生します。
特に、内側のタイヤに大きな負荷がかかる右左折時に異音が大きくなることが特徴です。異音は、ベアリングを保護するゴム製のブーツが破れ、内部のグリースが流出し、水分や異物が混入することで発生することが多いため、ブーツにヒビや破れがないのかも点検の目安になります。
プーリーの場合
プーリーは、エンジンの動力をベルトを介して各補機類(オルタネーター、エアコンコンプレッサーなど)に伝える円形の部品です。プーリーの回転を支えるベアリングが劣化すると、「キュルキュル」「キーキー」といった金属が擦れるような高音や、「シャリシャリ」といった異音が発生します。
これらの音は、アイドリング時にも聞こえることが多く、異音の発生源を特定しやすいのが特徴です。プーリーの故障を放置すると、ベルトのキュルキュル音だけではなく、ベルトが外れたり切れたりして、エアコンが動かなくなったり、バッテリーが上がるといったトラブルにつながる可能性があります。
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ベアリングの修理や点検はプロに依頼しよう
ベアリングの異音は、重大なトラブルの前兆です。わずかな異変でも見逃さず、できるだけ早い段階で点検や修理を依頼しましょう。
正確な知識と専門的な工具が必要なベアリングの修理は、プロに任せるのが最も安心です。
整備工場
ベアリングの点検や交換は、自動車の整備工場で依頼することができます。多くの整備工場は、車種を問わず幅広い修理に対応しており、純正品だけでなく社外品などの使用の選択肢も提案してくれることがあります。
また、他の部品の不具合も見つけてもらえるなど、総合的な点検を依頼できるメリットもあります。ディーラーでの交換や修理よりも安価に済ませることが可能です。
ただし、整備工場の技術力には差があるので、しっかりした業者を見つけてください。
ディーラー
使用している車両の購入店であるディーラーでも、ベアリングの修理や点検を依頼できます。ディーラーは、メーカーの専門的な知識と技術を持っているため、故障診断から交換まで安心して任せることができます。
交換部品は基本的に純正品が使用されるため、品質の面でも安心感がありますが、費用は高くなる傾向があります。保証期間の範囲内であれば、費用がかからず交換してもらえる場合もありますので、まずはディーラーに相談してみてはいかがでしょう。
カー用品店やタイヤ専門店
一部の大型カー用品店やタイヤ専門店でも、ハブベアリングの交換に対応している場合があります。修理とともに、必要なものを同時に購入することができる便利さもあります。
日頃から利用している店舗であれば気軽に相談できるので、一度問い合わせてみるのも方法です。もし、交換作業が可能であれば、工賃も整備工場やディーラーに比べて比較的安価な場合があります。
ただし、対応できる作業範囲が限られることがあるため、事前に確認しておきましょう。
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まとめ
車から聞こえる「ゴー」「ゴロゴロ」といった異音は、ハブベアリングなどベアリングの故障が原因である可能性が高いです。ベアリングは、車両の安全な走行を支える非常に重要な部品であり、故障を放置すると重大な事故につながりかねません。
ベアリングには、使用箇所や荷重の方向によって様々な種類があり、それぞれの役割を理解することで、異音の原因を特定する手がかりになります。異音に気づいたら、ハブベアリングの交換目安となる走行距離に関わらず、速やかにプロに点検や修理を依頼しましょう。
ハブベアリングの定期的な点検を怠らないことが、安全な貨物輸送を行ううえで何よりも大切です。
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