アートコーポレーション ヤマトの引越子会社をグループ傘下に

アートコーポレーションは8月2日、ヤマトホールディングスグループで引越事業を展開するヤマトホームコンビニエンス(YHC)の発行済み普通株式の51%を取得し、連結子会社化する、と発表した。両社は7月下旬に株式譲渡契約を締結。譲渡の実行日は2022年1月17日を予定している。譲渡額は明らかにしていない。

アートはこれまで家族向け引越サービスを中心に、一方のYHCは単身者向け引越や大物家具・家電製品を扱う「家財宅急便」などのサービスを提供してきた。競合領域の少ない両社は2020年10月、協業に向けた検討をスタート。アートはコロナ渦などを背景に需要拡大が続くEC向け家具・家電配送を新たな収益の柱として育成していきたい考えで、YHCをグループ傘下に収めることにした。

YHCでは2018年に法人顧客向け引っ越し料金を不正に過大請求していた問題が発覚。新規の引っ越し受託を一時中止するなど、長期間にわたって事業の停滞を余儀なくされた。ヤマト運輸グループは、今回のアートへの事業譲渡を機に、引っ越しサービスから事実上撤退する。今後は宅配便事業に経営資源を集中させる方針だ。

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