日本郵便 都内で配送ロボットの公道走行実験
日本郵便は9月17日、東京都内で自走式配達ロボットの公道走行実験を実施する、と発表した。道路使用許可など必要な手続きを済ませた後、2020年10月末までに実証実証を行い、将来の実用化に向けた課題の抽出や技術検証などに取り組む。
今回の実証実験には、ZMPが開発した自走式配達ロボット「DeliRo(デリロ)」を使用。ロボットが郵便局や配送拠点から自動走行して郵便物やゆうバック(郵便小包)を消費者宅やオフィスまで配達する。それによって配達ドライバーや配達車両の削減など、省人化配送が実現できるかどうかを確認する。
政府の「成長戦略実行計画(2020年7月17日に閣議決定)」では、「低速・小型の自動配送ロボットの社会実装に向けて、『遠隔監視・操作』型の公道走行実証を年内に可能な限り早期に実現し、その結果を踏まえ、早期に制度設計の基本方針を決定する」とされている。日本郵便では、今回の実証実験はこうした政府の決定を踏まえて実施するものだとしている。
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